Mozilla Japanは5月18日,オープンソースのインターネット統合ソフト「Mozilla 1.7.8 日本語版」をリリースした。重要度「最高」のセキュリティ・ホール3点が修正されている。すべてのユーザーは速やかにアップグレードすることが望ましい。

 Mozillaは,Webブラウザ,メール・クライアント,HTMLエディタなどを統合したオープンソースのインターネット・スイート。

 Mozilla 1.7.8 日本語版で修正されたセキュリティ・ホールは「MFSA 2005-44 非DOMプロパティの上書きを通じた特権の拡大」,「MFSA 2005-43 “内包された”『javascript:』形式のURLによってセキュリティチェックがバイパスされる」,「MFSA 2005-42 『javascript:』形式のiconURLを通じたコードの実行」の3点である。いずれも重要度は「最高」。5月13日にリリースされたFirefox 1.0.4 日本語版で修正されたセキュリティ・ホールと同じ問題である。

 Mozilla 1.7.8 日本語版はMozilla Japanのサイトなどからダウンロードできる。

(高橋 信頼=IT Pro)