米Apple Computerは米国時間5月3日,Mac OS Xに見つかった複数のセキュリティ・ホールを修正するセキュリティ・アップデート「Security Update 2005-005」を公開した。適用対象はMac OS X 10.3.9/Mac OS X Server 10.3.9。同社ではすべてのMacユーザーに対して,今回のアップデートを適用するよう勧めている。
今回のアップデートで修正されるのは,以下の機能/ソフトウエアに存在するセキュリティ・ホールである。
- Apache
- AppKit
- AppleScript
- Bluetooth
- Finder
- Foundation
- Help Viewer
- lukemftpd
- sudo
- Terminal
- VPN
- X11
Mac OS X Serverについては,上記に加えて,以下の機能/ソフトウエアに存在するセキュリティ・ホールも修正される。
- Directory Services
- LDAP
- NetInfo
- Server Admin
任意のプログラムを実行されるような危険なセキュリティ・ホールが含まれるので,Mac OS X/Mac OS X Serverユーザーは早急に適用したい。同社でも,すべてのMacユーザーに対して,今回のセキュリティ・アップデートを適用するよう勧めている。Mac OSの「ソフトウェア・アップデート」機能で適用できる。また,同社サイトからもダウンロードできる。
なお,今回のアップデートの適用対象はMac OS X 10.3.9/Mac OS X Server 10.3.9。これらよりも古いバージョンを使っている場合には,「Mac OS X 10.3.9 Update」などを適用して,バージョン10.3.9にする必要がある(関連記事)。
◎参考資料
◆About Security Update 2005-005
◆「Security Update 2005-005 (Client)」について
◆「Security Update 2005-005 (Server)」について
(勝村 幸博=IT Pro)