オープンソース・ジャパンは4月18日,PostgreSQLを利用するオープンソースの外食産業向受発注システムの「ニュー・セルベッサ」を公開した。オープンソース・ジャパンのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 「セルベッサ」は,もともとは外食産業大手のニユートーキヨーが自社向けに開発したJavaアプリケーション。1999年に同社がオープンソース・ソフトウエアとして公開した。セルベッサはスペイン語でビールを意味する。

 ニュー・セルベッサは外食大手のダイナックが同社で利用するためにセルベッサを改良したバージョン(関連記事)。セルベッサデータベースとしてOracleを使用していたが,ニュー・セルベッサはオープンソースのデータベースPostgreSQLを利用する。各店舗が取引業者や納品日を指定できる機能,CSV出力機能なども追加している。改良はコムテック・コンサルティング(現オープンソース・ジャパン)が担当した。

 オープンソース・ジャパンはニュー・セルベッサを利用した開発支援サービスを提供していく。

(高橋 信頼=IT Pro)