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「FirefoxとThunderbirdの企業への導入が始まった」――Mozilla Party JP 6.0より

高橋信頼 2005/04/17 ITpro

Mozilla Japan理事 瀧田佐登子氏
Mozilla Foundation理事 Brian Behlendorf氏
Lunascape 近藤秀和氏
風博士 池添浩之氏
Bagel 野瀬貴史氏
 「FirefoxとThunderbirdの企業への導入が始まった」(Mozilla Japan理事瀧田佐登子氏)--4月16日,Mozillaのユーザー・コミュニティ「もじら組」がイベント「Mozilla Party JP 6.0」を東京の日本電子専門学校で開催した。講演でMozilla Japanの瀧田氏は,ある企業へのFirefoxとThunderbirdの導入を支援していることを明らかにした。約150クライアントの規模で,すでにインストールは完了したという。「Netscapeのメール・クライアントを利用していて,移行先に困っている企業がたくさんある。こういった企業のThunderbirdへの移行を支援していきたい」(瀧田氏)

 滝田氏はMozilla Japanの活動報告と題して講演した。Mozilla JapanはMozilla Foundationのアフィリエイトとして2004年8月に活動を開始。Firefox 1.0日本語版を2004年11月にリリースしたが,がMozilla Japanのサイトだけですでに150万回以上ダウンロードされたという。このほか窓の杜やVectorからも大量にダウンロードされている。

 Mozilla Japanでは日本語化,ドキュメントの翻訳,企業への導入のほか,Webサイトのブラウザ依存をなくすための啓蒙活動,OSS推進フォーラムや迷惑メール対策委員会への参加,そのほか様々な活動を行っており「Mozilla Japanでは6人がフル回転しており,不夜城と化している」(瀧田氏)。

 続いて来日中のMozilla Foundation 理事Brian Behlendorf氏が登場。Behlendorf氏はApache Software Foundationの創設者でもある。Behlendorf氏は「オープンソース・プロジェクトはコミュニティの参加が何よりも重要。皆さんの参加を待っている」と訴えた。

FirefoxのGeckoエンジンを使った3つの日本製ブラウザ

 FirefoxやMozillaのコアは,Geckoと呼ぶHTMLレンダリング・エンジンである。このGeckoエンジンを使って独自のWebブラウザを開発している技術者3名が講演を行った。

 「Lunascape」はIEとGeckoのエンジンを切り替えられる多機能ブラウザ。IPAの未踏ソフトウエア創造事業にも採択されている。Lunascapeを開発している近藤秀和氏は,半年ほど前に株式会社Lunascapeを設立して起業した。「日本から世界に通用するソフトウエアを出したい」(近藤氏)。

 「風博士」は,Geckoを採用したLinux/UNIX向けブラウザ。こちらもIPAの未踏ソフトウエア創造事業にも採択されている。風博士を開発しているグッデイの池添浩之氏は,エイプリル・フール・バージョンの「肉博士」を紹介。Webページが「肉」という文字だらけになってしまう機能などを紹介し,聴衆を笑わせた。

 「Bagel」はGeckoを使用した軽量ブラウザ。開発している野瀬貴史氏は現在東京大学の1年生という若さである。

拡張機能にもセキュリティ・ホールは潜む

 次に「現代的なWebサイト作り」をテーマに3人の専門家が講演。Mozilla Japanの吉野公平氏は「CSSを活用したWeb開発とそのメリット」と題し講演。レイアウトを目的としたtableタグはCSSで代替することで軽くなりアクセシビリティも向上すると指摘した。

 ビジネス・アーキテクツ クォリティ・インプルーブメント・マネジャー森田雄氏がアクセシビリティの向上について,マギシステム 主任研究員 片山昌樹氏がフィッシングやファーミングの実例について講演した。

 最後のテーマはMozillaやFirefoxのユーザー・インタフェース記述言語「XUL」である。グッデイ オープンソース開発部 チーフデザイナー下田洋志氏は,XULを利用したFirefoxの拡張機能「タブブラウザ拡張」のFirefoxの拡張機能はFirefoxの本体と同じ権限で動作するため,拡張機能の作者に知識や注意が不足しているとセキュリティ・ホールを作成してしまうと指摘。URIのサニタイジング(危険なデータの無効化)やscriptsecuritymanagerなどの活用が重要であると述べた。

 最後にBagelの野瀬貴史氏が再び登壇。野瀬氏はXULによるアプリケーションもいくつか作成している。アプリケーション作成に有用な,Mozilla Projectのソースコードを探索するツールとして,Webで素早く検索できるサイトMozilla Cross-Referenceを紹介した。

(高橋 信頼=IT Pro)

【訂正】
掲載当初「Mozilla Japanが約400クライアント規模のFirefoxとThunderbirdの導入を支援している」と記述していましたが,Mozilla Japanより「約150クライアント規模」との訂正がありました。

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