マイクロソフトは4月13日,同社が3月に公開したWindows 98/98SE/Me用パッチに不具合があったことを公表した関連記事)。同時に,不具合を修正したパッチを公開した。新しいパッチは「Windows Update」から適用できる。

 不具合が見つかったのは,3月9日に公開された「カーソルおよびアイコンのフォーマットの処理の脆弱性により,リモートでコードが実行される (891711) (MS05-002)」のWindows 98/98SE/Me用パッチ。セキュリティ情報「MS05-002」や他のWindows用パッチは1月12日に公開されたが,Windows 98/98SE/Me用パッチは2カ月遅れで公開された(関連記事)。

 4月13日付けで更新されたセキュリティ情報によると,3月9日に公開された古いパッチを適用すると「コンピュータが予期しないときに再起動」するという。同社では,セキュリティ情報を更新するとともに,不具合を修正したパッチを公開した。同パッチはWindows Updateから適用できる。Windows 98/98SE/Meユーザーは改めてWindows Updateを実施したい。

◎参考資料
カーソルおよびアイコンのフォーマットの処理の脆弱性により,リモートでコードが実行される (891711) (MS05-002)

(勝村 幸博=IT Pro)