トレンドマイクロは3月31日,小・中・高校などの教職員を対象としたセキュリティ・セミナーを開催した(写真)。ウイルスやスパイウエアといったインターネット上の脅威やその対策について理解を深めてもらい,今後の教育や指導に役立てもらうことが目的。参加者は24名。同社がWebなどで事前に募集した

 セミナーでは,インターネット上の脅威やその対処方法,生徒への指導の仕方などを解説した。同社マーケティング本部 プロダクトマーケティング部の瀬川正博プロダクトマーケティングマネージャーは「インターネットを安全に活用するには,まずはリスクを理解することが重要」と強調し,たとえ話(例えば,PCを家に見立てて,リスクを泥棒や強盗にたとえる)を用いて,生徒にウイルスや不正アクセス,情報流出などのリスク(被害)を正しく理解させることの重要性を解説した。

 また,セキュリティ教育に役立つ「ブロードバンドスクール協会」のサイトや,トレンドマイクロが今夏にオープン予定の「学習&情報提供サイト」などを紹介した。

 同社の広報によると,セミナー終了後に提出してもらったアンケート結果は「おおむね良好」だったという。参加者のほとんどが「満足」や「わかりやすかった」と回答し,次回も参加したいとしていた。

 同社が教職員を対象にしたセミナーを実施したのは今回が初めて。今回の経験を踏まえ,今年の夏休みに2回目のセミナーを開催する予定である。

(勝村 幸博=IT Pro)