大阪大学はディスクレスLinux850台を導入した。情報教育用のクライアントPCとして2005年4月から本格的に利用する。ディスクレスLinuxはサーバーからネットワーク経由でOSをダウンロードし起動するLinux。クライアントにOSを置かないことでシステム管理コストの削減を狙う。

 導入したのは同大学サイバーメディアセンターの情報教育システム。豊中・吹田キャンパスの教育実習棟,学部,図書館など大学全域に分散配置し,2万人を超えるユーザーが利用するという。文章作成,,表計算などのコンピュータ・リテラシ教育,プログラミング,語学,数学,法情報学などの教育に利用する。

 採用したLinuxディストリビューションはヴァインカーブが開発した教育機関向けのVine Linux Educational Edition 2.0。同社がカスタマイズやサポートを担当した。

(高橋 信頼=IT Pro)