中央大学は理工学部数学科計算センターにLinux搭載パソコン118台を導入,2005年4月の新学期から授業で使用する。Linuxディストリビューションとしては「Novell Linux Desktop 9」を採用した。ノベルのLinuxデスクトップ製品が組織的に採用された日本初の事例となる。

 Linuxに仮想マシン・ソフトウエア「VMware」を搭載。VMwareを使用して,Linux画面の中でWidnows XPを同時に動作させることができる。授業で,UNIX環境とWindows環境がともに必要とされるためだ。

 従来は,UNIXワークステーションを使用していた。UNIXワークステーションでは,MetaFrameを採用して,Windowsを同時に利用できるようにしていた。

 中央大学理工学部では,後楽園キャンパスITセンターにも2003年4月,Linux搭載パソコン220台を導入している(関連記事)。後楽園キャンパスITセンターではRed Hat Linuxを採用している。ITセンターでも,VMwareによりWindows XPが同時に動作する環境を構築している。

(高橋 信頼=IT Pro)