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OpenOffice Baseの
クエリーデザイン
 OpenOffice.org Organizationは3月4日(現地時間)にOpenOffice.org 2.0のベータ版を公開した。OpenOffice.orgの公式サイトからダウンロードできる。

 OpenOffice.org 2.0では,データベースのテーブルを作成するTable Wizardを備え,HSQLDBデータベースを作成できる。またMySQLまたはAdabas向けのテーブル定義およびデータも作成できる。

 入れ子にされたテーブルのサポートやMicrosoftの互換のAutoShapes,PivotTableの強化なども行われた。

 プレゼンテーションでは,アニメーションやスライド切り替え効果が増強された。

 また,デフォルトのファイル形式として,EU委員会が推薦する標準OASIS OpenDocument XML形式を採用した。

 OpenOffice.org日本ユーザー会では,「OpenOffice.org 2.0 Beta 日本語版リリース候補」を公開している。OpenOffice.org日本ユーザー会のダウンロード・ページなどから入手できる。

【訂正】
掲載当初,「OpenOffice.org日本ユーザー会でOpenOffice.org 2.0日本語版のベータを配布」としておりましたが,正しくは「OpenOffice.org 2.0ベータ日本語版リリース候補」です。今後1~2週間かけて実施予定のQuality Assurance(QA)テストに合格すると,正式の「OpenOffice.org 2.0ベータ日本語版」にステータスが変更されます。OpenOffice.org日本ユーザー会によれば,現在までのところ,特に大きな問題は見つかっていないため,このリリース候補がそのまま正式版になる見込みです。そのまま正式版になった場合,リリース候補とベータの違いはダウンロード元のディレクトリとファイル名のみで,ファイルの内容は同じになります。お詫びして訂正いたします。(3月7日19:29)

◆関連資料
OpenOffice.org 2.0 Beta - リリースノート(OpenOffice.org日本ユーザー会)