官民で構成するによるオープンソース推進団体「日本OSS推進フォーラム」は2005年2月10日,オープンソース・ソフトウエアの仕組みを解説する資料「オープンソースソフトウェアが開発コミュニティからユーザーに届くまでの仕組み」を公開した。

 日本OSS推進フォーラムは日立製作所やNEC,富士通,日本IBMなどのITベンダーが参加し,独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が事務局を担当するオープンソース推進団体。

 「オープンソースソフトウェアが開発コミュニティからユーザーに届くまでの仕組み」は,LinuxやApache,Samba,JBoss,MySQL,PostgreSQL,OpenLDAPなどのオープンソース・ソフトウエアが,どのようなコミュニティによって開発,日本での普及が行われ,またどのようなベンダーによって商用サポートが提供されているかなどを解説した資料。各団体の連携などを図示するなどによって,オープンソースになじみのないユーザーにも理解しやすいようにした。

 日本OSS推進フォーラムの「サポートインフラワーキンググループ」が作成した。サポートインフラワーキンググループはNEC Linux推進センター長の堀 健一氏を主査とし,NTTコムウェア,NTTデータ,OSDL,新日鉄ソリューションズ,ターボリナックス,日本ユニシス,ノベル,野村総合研究所,日立製作所,富士通,ミラクル・リナックス,レッドハットが参加している。

 「オープンソースソフトウェアが開発コミュニティからユーザーに届くまでの仕組み」はIPAのサイトから無償でダウンロードできる。OpenOffice.org形式PDF形式を用意している。

(高橋 信頼=IT Pro)