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飯塚市はインキュベーション施設「e-ZUKA トライバレーセンター(新産業創出支援センター)」を設立し,産官学連携によるIT産業の育成を図っている。飯塚アジアIT特区として外国人研究者の活用や産学連携の推進などの規制を緩和している。
e-ZUKAトライバレーセンターのブース内にVPN装置を出展したマルテックの取締役CTO Siboro Arnold氏は,インドネシアからの留学生だ。九州工業大学大学院を卒業し,マレーシアからの留学生である林維毅(Lim Wee Yee)氏らとマルテックを創業した。飯塚アジアIT特区の特例措置を受け,在留資格を延長されている。同社のVPN装置を利用したIP電話は,福岡県が5カ所の海外拠点を結ぶために導入している。
衛星写真から3事件の景観画像を作成する「Anytime3D & Movie」を出展したのはシェスタクラブ。韓国慶東情報大学や近畿大学と共同開発した。
そのほかe-ZUKAトライバレーセンターのブースには,キューブスがWebスキルテスト・システムなど,リプロックスが総合病院情報システムなどを出展している。
ソフトピアジャパンは,岐阜県が設立した産業振興と人材育成のための財団法人。岐阜県などが産業振興のため設立したVRテクノセンターも出展に参加した。
インテックスは,1台のマシンを複数の仮想Linuxマシンに見せかけるソフトウエア「VPC-BOX」を参考出品した。1台で複数のサーバーを構築できるためサーバー・ホスティングのコスト削減が可能になるとしている。
クロスコミュニケーションズは,WindowsやLinuxをシンクライアント化した製品「XCフレーム」を出展した。サーバーのディスクをあたかもクライアントのディスクのように使用し,起動する。学校やネットカフェなどで,最大約300クライアントの採用例もあるという。
アクシスは中国語が使用できる問診ソフトなど,シルバースタージャパンはパソコンに常駐し,画面を定期的に記録する「アイアンセキュリティ パソコン監視」などを出展した。