独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は1月28日,2005年度上期のソフトウエア開発支援事業の公募を開始した。募集を始めるのは「中小ITベンチャー支援事業」,「次世代ソフトウェア開発事業」,「オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」,「未踏ソフトウェア創造事業」および「未踏ユース」。ソフトウエア開発支援事業は,IT企業および政府部門の競争力を向上させるための基盤技術およびソフトウエアの開発を支援する経済産業省の施策である。

 また,「IT利活用促進ソフトウェア開発事業」,「マッチングファンド型ソフトウェア開発・普及事業」については,2004年10月1日から2005年度上期分の募集を始めており,随時受付中である。

 2月7日から2月15日にかけて,仙台,広島,札幌,松山,名古屋,東京,大阪,福岡の全国9カ所で説明会を開催する。

 「未踏ソフトウェア創造事業」では,審査や指導を行うプロジェクト・マネジャに今回新たに6人を任命した。ソニーコンピュータサイエンス研究所 取締役副所長 北野宏明氏,CSK フェロー 黒川利明氏,ルネサステクノロジ システムコア技術統括部 CPUコア開発部 高田浩和氏,静岡大学 情報学部情報科学科教授 竹林洋一氏,東京工業大学大学院 情報理工学研究科 助教授 千葉滋氏,東京農工大学 大学院共生科学技術研究部助教授 並木美太郎氏の6人である。

 詳細はIPAのホームページに掲載している。

(高橋 信頼=IT Pro)

◎関連資料
2005年度(上期分)ソフトウェア開発支援事業の公募開始について