レッドハット日本法人の代表取締役社長に,2005年1月から藤田裕治氏が就任することがIT Proの取材で明らかになった。レッドハットはLinuxディストリビュータ大手米Red Hatの日本法人。

 日本法人の社長は,6月から松浦徹氏が努めていたが,当初より暫定的なものとの位置づけで,“本命”の社長候補を探していた。今回,藤田裕治氏を社長に任命することで,営業力などの強化を図ることが目的とみられる。松浦氏は引き続きレッドハットにとどまる予定。

 藤田裕治氏は,日本IBM,日本オラクル,NTTコミュニケーションズに在籍していた経歴を持つ。

 米Red Hatの最近の業績は,2005度第2四半期(6~8月期)の売上高は4630万ドルで前年同期比60%増,純利益は1180万ドルで前年同期比225%増と大幅な伸びを示している(関連記事)。

(高橋 信頼=IT Pro)

【訂正】 掲載当初「藤田裕治氏は…NTTコムウェアに在籍していた」と記述しておりましたのは誤りで,正しくは「NTTコミュニケーションズに在籍していた」です。たいへん申し訳ございませんでした。お詫びして訂正いたします。(2005年1月7日)