オープンソース・ジャパンは,12月15日,Javaの半額でPHPとMySQLによるWebシステム構築を受託するキャンペーン「Smart LAMPプログラム」を開始した。Javaですでに開発済み,もしくは正式な見積もりを取得したシステムを半額で請け負う。対象は見積書上の開発費が1億円以上のシステムで,半額となるのは開発費のみ。2004年12月15日から2005年3月31日までに受注したシステムに適用する。

 同社は,オープンソースによるWebシステム構築における推奨ソフトの組み合わせと開発・運用手順を整備している。Linux,Apache,MySQL,PHP,Zopeなどによる画面設計手法,データベース設計手法,帳票処理ツール,コーディング手法,およびCOBOLからPHPへのコンバージョン・ツールなどである。「IOSSA(イオッサ,Integrated Open Source Systems Architecture)」と呼ぶこの標準により,システム構築の効率化および開発期間の短縮が可能であるとしている。

 オープンソース・ジャパンは,ゼンド・オープンソースシステムズが2004年9月に社名変更した。ゼンド・ジャパン,ゾープ・ジャパン,イーセキュリティ・ジャパンの3社を子会社とし,オープンソース・ソフトウエアによるシステム構築やツールの販売,コンサルティングなどを手がけている。

(高橋 信頼=IT Pro)