米Apple Computerのリモート・コントロール・ツール「Apple Remote Desktop」は,オープンソースのRDBSM「PostgreSQL」を内蔵している。アップルはどのようにPostgreSQLを使用し,なぜPostgreSQLを選んだのか。日本PostgreSQLユーザ会が12月3日に開催する「PostgreSQL事例セミナー2004@大阪」でアップルコンピュータの山岸美恵野氏が講演する。

 アップルコンピュータの山岸氏は,PostgreSQLが管理するApple Remote Desktopのデータにどのようにアクセスし使用できるかについても説明する予定。

 このほか,PostgreSQL事例セミナー2004@大阪では,日立製作所の小川浩氏がWebベース・グループウエア「BROADNETBOXER V.」でのPostgreSQL採用事例について講演。インテグレータであるグッデイの小林準氏はPostgreSQLとPHPを利用して開発した携帯電話コンテンツサイトなどを紹介。

 富士通の安永尚稔氏は,PostgreSQLに同社のSynfowareのストレージ・エンジンを組み合わせた「PostgreSQL Plus」を採用した大規模事例について講演する。従来メインフレームで行ってきたEDIシステムを,PostgreSQL Plusを採用したオープンシステムへ移行したという。

(高橋 信頼=IT Pro)