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 マイクロソフトは10月30日以降,ジャスコ店内などで「インターネット安全対策スクール」を週末に開催している(関連記事)。11月13日と14日には,東京会場の一つであるジャスコ品川シーサイド店内においても実施した(写真)。特に,「知らない人からのメールは開かない」——といった,初心者向けのセキュリティ対策を説明する「インターネット安全対策セキュリティ講座」では,賞品が当たるクイズも実施されたため,多くの聴衆を集めていた。

 講座は短時間で,なおかつ内容はとても簡単だった。「今回の安全対策スクールは,セキュリティについて学んでもらうというより,セキュリティについて興味をもってもらうことが目的」(マイクロソフト ビジネスマーケティング戦略本部 セキュリティ戦略グループの森屋幸英シニアプロダクトマネージャ)

 同社が,セキュリティに関する啓蒙活動を一般向けに実施するのは今回が初めて。そのため,「今回の取り組みは,『どうすれば一般ユーザーにセキュリティの重要性を伝えられるのか』『一般ユーザーはセキュリティについてどのように考えているのか』などを調べるための“トライアル”。今回のイベントの経験を生かして,来春以降に,再び同様の啓蒙活動を行いたいと考えている」(森屋氏)。今後は,自治体やNPOなどと協力したイベントも実施したいという。

 同社では「販促活動のつもりは一切ない」と強調するものの,東京会場はジャスコ店内なので,同社製品の販促活動のようにも見えた。「その点も含めて,今後は改善していきたい」(森屋氏)。11月20および21日には,もう一つの東京会場であるジャスコ南砂店内において,同イベントを開催する予定。

(勝村 幸博=IT Pro)