10月20日から東京ビッグサイトで開催中の「Security Solution 2004」の展示会では,情報漏えい防止のための製品やソリューションが多数出展されている。特に,重要な情報へのアクセス・コントロールを実施するためのバイオメトリクス製品や,情報を持ち出された場合に備えた暗号化技術製品に来場者の注目が集まっていた。

 Security Solution 2004は,セキュリティ製品/ソリューションを集めた展示会やワークショップ,講演会で構成される,セキュリティに特化したイベント。「WPC EXPO 2004」と同時開催。

 展示会場では,相次ぐ個人情報漏えい事件や,2005年4月からの個人情報保護法の全面施行を受けて,情報漏えい防止に関する製品やソリューションが多数出展されている。なかでも注目されていたのは,ユーザーの生体情報(指紋や顔など)で認証を行うバイオメトリクス製品やそのソリューション。例えば,富士通がブース前で実施していたバイオメトリクスに関する説明には,多くの聴衆が耳を傾けていた(写真上)。

 また,NECが用意している顔認証のデモ機には,来場者の多くが足を止めて,実際に試していた(写真右)。

 Security Solution 2004は10月22日まで。

(勝村 幸博=IT Pro)