米Microsoftは米国時間10月13日,Windows XP Service Pack 2(SP2)ユーザーに対して,9月に公開した「MS04-028」のパッチ適用に関する注意を呼びかけた(現時点では英語情報 のみ)。XP SP2上のOffice XP/Visio 2002/Project 2002にパッチを適用した際,適用に失敗している場合でも,適用できているように見えるという。対策は,新たに公開されたパッチを適用すること。

 日本法人のマイクロソフトでは「MS04-028」のセキュリティ情報に,今回の情報を追記した。この情報に関するサポート技術情報も公開されているが,10月13日午前9時現在,日本語情報はまだ存在しない。

 英語のサポート技術情報によると,以前公開されたOffice XP/Visio 2002/Project 2002用のアップデートを適用している場合に,この問題が発生するという。

 米国時間10月12日付けで公開された新しいパッチを適用すれば,セキュリティ・ホールをきちんとふさげる。パッチは,「Officeのアップデート」などから適用できるとしている。ただし,10月13日午前9時現在,日本語情報のページからリンクが張られているパッチは古い日付のものもあるので注意してほしい。リリース日が「2004年9月14日」のパッチは古い(問題がある)パッチである。

◎参考資料
Important information that you must know about the MS04-028 security updates if you are using Windows XP Service Pack 2
JPEG 処理 (GDI+) のバッファ オーバーランにより,コードが実行される (833987) (MS04-028) (10月13日更新)

(勝村 幸博=IT Pro)