OSDLジャパンは10月5日,元OADG事務局長の菊地健太郎氏がOSDLジャパンのディレクタに就任したと発表した。OSDLジャパン設立以来,ラボディレクタを勤めていた高澤真治氏は退任した。

 OSDLジャパンはオープンソース普及団体OSDL(Open Source Development Labs)の日本拠点。OSDLは2000年に設立され,現在数十の企業や団体が加盟している。また Linus Torvalds氏がフェロー(特別研究員)としてOSDLに在籍している。

 OADG (Open Architecture Developers’Group)は,パソコン関連製品の標準化を目的として,1991年3月に設立された。菊地氏は日本IBM Strategy & Business Development部門OADG推進部長として,1993年4月から事務局次長,2003年4月からは事務局長を務めていた。日本IBMから移籍し,10月1日付けでOSDLジャパンのディレクタに就任した。

(高橋 信頼=IT Pro)