独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)は9月16日,1CD Linuxの新版「KNOPPIX 3.6」の日本語版を公開した。新版の特徴は,シン・クライアント機能を備えたこと。ネットワークを介して別のLinuxマシンに接続し,XウインドウのGUIにより遠隔操作できる。WindowsのターミナルサービスやMetaframeに相当する機能である。

KNOPPIX 3.6日本語版
リモート・マシンに接続し
画面を表示している
 シン・クライアント機能は,FreeNX Serverと呼ぶオープンソース・ソフトウエアを利用して実現する。FreeNXは,伊NoMachineが開発したNX Serverのオープンソース版。FreeNX ServerをサポートしたLinuxディストリビューションとしては,KNOPPIXが最初という。

 NX ServerとNXクライアントは,XウインドウのプロトコルであるXプロトコルを圧縮して通信する。NoMachineによれば,NXは9600bpsの狭帯域でもフルスクリーンのリモート・デスクトップを使用できるように設計したという。

 KNOPPIX 3.6はLinuxカーネル 2.4.27を採用しており,オプションでカーネル 2.6.7も使用できる。またデスクトップ環境としてKDE 3.2.3を搭載している。

(高橋 信頼=IT Pro)