フランスのLinuxディストリビュータであるMandrakesoftは現地時間の2004年3月30日,裁判所に再建計画が認可されたと発表した。同社は2003年1月に日本の会社更生法を申請し,裁判所の保護監察下に置かれていた。「再建計画の認可は,14カ月におよぶ保護監察期間を終え,通常のオペレーションに戻ることを意味する」(Mandrakesoft)

 Mandrakesoftはリストラを行っていたが,2003年10月~12月期に,1999年の創業以来初の黒字を計上。同四半期の売上高は142万ユーロで,利益は27万ユーロだった。再建計画によれば,Mandrakesoftは債務を9年間かけて返済する。

 Mandrakesoftは,LinuxディストリビューションMandrake Linuxを販売している。フランスおよびアメリカにオフィスがあり,日本に代理店がある。

(高橋 信頼=IT Pro)