ライブドアは3月15日,ターボリナックスを子会社化すると発表した。子会社化は株式交換により行う。交換比率はライブドア株1に対し,ターボリナックス株0.60153。ライブドアは普通株式463178.1株を新たに発行する。

 3月15日に,基本合意書と株式交換契約書を締結した。2004年3月下旬にターボリナックスの臨時株主総会を予定しており,株主総会で決議されれば5月6日に株券交付を行う予定。

 ターボリナックスはデスクトップおよびサーバー向けLinuxディストリビューションを販売しており,SRAが2002年8月に米Turbolinux(当時)から株式を100%取得し,子会化している。2003年12月期の売上高は5億7900万円,純利益は6000万円の損失となっている。3月25日に37万株を増資する予定。

 ライブドアは2003年8月に,デスクトップ向けLinuxディストリビューション「LindowsOS 4.0日本語版」を販売している。

 ライブドアでは,子会社化のメリットとして「両社の技術力とマーケティング戦略,チャネルやパートナーの統合により,製品やサービスのブランド強化,サポート力向上などが期待できる,また,両社の技術力を活用した次世代Linux製品およびサービスの研究開発が可能になる」(ライブドア)としている。

(高橋 信頼=IT Pro)