マイクロソフトは12月8日,同社製品の修正パッチを適用するためのWebサイト「Windows Update」の不具合を修正したことを明らかにした。12月3日以降,ユーザーの環境によっては,Windows Updateでパッチを適用しようとすると,エラー・メッセージが表示される場合があった(関連記事)。その不具合が修正された。

 現時点(12月9日14時)では,不具合の原因に関する情報は,同社が公開する「トラブル・メンテナンス速報」には掲載されていない。

【12月9日追記】マイクロソフトによると,Windows Updateサーバーから送られる「カタログ情報」が,プロキシ・サーバーにキャッシュされる際に今回の不具合が発生したという。

 Windows Updateを利用すると,現在適用されていないパッチを調べるために必要なカタログ情報が,Windows UpdateサーバーからユーザーのWindowsマシンに送信される。このカタログ情報が,ユーザーのネットワーク上に設置されたプロキシ・サーバーにキャッシュされる際に,不具合が発生して適切に送信されない場合があった。

 現在は,適切にキャッシュされるようなカタログ情報を送信するようにWindows Updateサーバーが修正されたので,この不具合は発生しない。【以上,12月9日追記】

◎参考文献
トラブル・メンテナンス速報

(勝村 幸博=IT Pro)