WebLogic製品群が、開発用途については無償で使えるようになった。

 日本BEAシステムズは、同社製品を利用するシステム開発者向けの支援プログラム「BEA dev2devプログラム」をこの11月12日から開始する。目玉となるのは、アプリケーション・サーバーなど主要製品について、「無償開発ライセンス」の提供を開始すること。J2EEアプリケーション・サーバーWebLogic Server 8.1J や、ビジュアル開発環境WebLogic Workshop 8.1J 、それにWebアプリケーションに付加価値を与えるポータル製品WebLogic Portal 8.1J、データ統合製品Liquid Data for WebLogic 8.1Jをはじめ、主要製品について無償開発ライセンスを用意する。

 従来も、WebLogic製品群は1カ月の試用期間中は無償で使うことができたが、開発ライセンス自体は有償だった。今回発表の無償開発ライセンスの登場で、開発を目的とする場合には、Webサイトからダウンロードした無償版をそのまま使えるようになる。ライセンスは1年間有効で、継続することもできる。「開発目的に関しては無償化」という姿勢を積極的に打ち出し、システム構築での利用を促進する。有償サポートも別途提供する。

 これに合わせ、開発者向けサイト「BEA dev2devサイト」の日本語版の開設、「BEA dev2devユーザグループ」の設立およびイベント「BEA dev2dev days 2003」開催と、開発者支援のプランを打ち出した。日本BEAシステムズでは、「BEA dev2devサイトでは、日本語による情報提供はもちろんのこと、日本発の技術情報を海外向けに発信することもしていきたい」と話している。

(星 暁雄=日経BP Javaプロジェクト)

●発表資料
http://www.beasys.co.jp/news/japan/2003/20031023.html