マイクロソフトは8月15日,同社製品のセキュリティ問題に対応する無料の電話サポ ート窓口「マイクロソフト セキュリティ情報センター」の受付時間を一時的に延長することを明らかにした。8月18日(月)午後7時まで,24時間体制で受け付ける。「Blaster」ワームの感染が拡大していること,Blasterが8月16日にDoS攻撃を開始すること,夏期休暇明けの8月18日に被害が急増する可能性があること――などが,時間延長の理由だと考えられる。

 同社は,2001年11月に「マイクロソフト セキュリティ情報センター」を開設した(関連記事)。「Code Red」および「Nimda」の被害が発生した際に臨時に開設した電話窓口を常設化したものである。

 通常は,受け付け時間は平日の午前9時30分から正午,および午後1時から午後7時までだが,Blasterに関する相談に対応するために,8月15日の午後8時から8月18日の午後7時まで24時間体制で受け付ける。電話番号は「0120-69-0196」,対象製品は「ウイルスに影響を受ける可能性があるマイクロソフト製品」としている。

 同社は8月15日朝の時点で,8月16日と17日は臨時に相談を受け付けることを発表していたが,受付時間は通常時の平日同様「午前9時30分から正午,および午後1時から午後7時まで」だった。それを急きょ,24時間体制に変更した。

 加えて,同社はFAXによる情報提供も行っている。「込んでいてサイトにアクセスできない」「感染しているかもしれないので,インターネットにアクセスできない」――といった場合には利用したい。同社のページによると,情報の入手方法は次のとおり。FAX番号は「03-5454-8100」または「03-5972-7149」,手順は「『1』+『#』を入力」→「『1』+『#』を入力」→「BOX番号『324618』+『#』を入力」→「音声ガイドに従う」。

 iモード用のサイトも用意している。URLは http://www.microsoft.com/japan/support/bi.asp。

◎参考資料
「Windowsのセキュリティ上の弱点を利用するワーム『Blasterワーム』対策情報に関するお知らせ(続報2)」(マイクロソフト)

(勝村 幸博=IT Pro)