ノルウェーOpera Softwareは現地時間6月11日,Webブラウザ・ソフトOperaの最新版「Opera 7.11 for Windows」の日本語版を公開した。同社サイトからダウンロードできる。新版では,2種類のセキュリティ・ホールが修正されている(関連記事)。バージョン7.11の前に公開された日本語版のバージョンは7.03。バージョン7.04から7.10の英語版は存在するが,日本語版は存在しない。

 バージョン7.10までには,「任意のスクリプトを実行されるセキュリティ・ホール」「サービス拒否攻撃を受けるセキュリティ・ホール」のセキュリティ・ホールが存在する(ただし,前者についてはバージョン6.xは影響を受けない)。

 Operaはバージョン・アップでセキュリティ・ホールに対応する方針なので,修正パッチなどは公開されていなかった。今回公開されたバージョン7.11で,これらのセキュリティ・ホールが修正された。

 加えて,今までの日本語版7.xには,HTMLファイル中の全角スペースが半角スペースに解釈されるという不具合が存在した。編集部で確認したところ,バージョン7.11の日本語版ではこの不具合は解消されている。

 なお,英語版のバージョン7.11は5月12日に公開されている。

◎参考文献
Opera 7.11 for Windows
Changelog for Opera 7.11 for Windows
Download Opera 7.11 for Windows, Japanese version

(勝村 幸博=IT Pro)