米Macromediaは米国時間3月3日,複数のセキュリティ・ホールを修正したFlash Playerの最新版「Flash Player 6,0,79,0」を公開したマクロメディアのWebページから日本語版をダウンロードできる。なお,マクロメディアのセキュリティ情報サイトでは,この情報は公開されていない(3月7日午後5時現在)。

 米Macromediaでは,今回のセキュリティ・ホールの詳細については明らかにしていない。ただし,ユーザーのパソコンを乗っ取られる潜在的な危険性があるとしている。同社では,最新版で修正されるセキュリティ・ホールを「critical」なものと位置付け,ユーザーには早急に最新版をインストールするよう勧めている。Flash Playerはほとんどすべてのパソコンにインストールされているはずなので,すべてのパソコン・ユーザーが対応する必要がある。

 現在インストールされているFlash Playerのバージョンはマクロメディアのページから確認できる。ページ中央に表示された画像中の「About」にマウス・カーソルを合わせると,バージョンが表示される。

 Flash Playerは一度インストールされると,バージョン・アップされることは少ない。これを機会に,過去のセキュリティ・ホールを修正済みの最新版にバージョン・アップしておきたい。

◎参考文献
MPSB03-03 Security Patch for Macromedia Flash Player

(勝村 幸博=IT Pro)