トランスウエアは2月28日,Webブラウザ「Opera」の最新版である「Opera 7.02 for Windows 日本語版」を公開した。同社サイトからダウンロード可能である。Opera 7.02では,機能や性能の向上が図られているとともに,複数のセキュリティ・ホールが修正されているので,ぜひバージョンアップしたい。

 Opera 7.02では,2月4日に見つかったOpera 7のセキュリティ・ホール,2月10日に明らかにされたOpera 6.05のセキュリティ・ホール,セキュリティ・ベンダーであるSecuniaが2月26日に発見したとする,クロスサイト・スクリプティングのセキュリティ・ホールのいずれについても修正済みである。

 Opera 7.02は,従来バージョンと同様に無償で使用できる。ただし,ブラウザの右上には広告が表示される。広告を表示しないようにするには,ライセンス・コードを購入する必要がある。価格は1ライセンスあたり4800円。

 2002年11月27日以降に購入したOpera 6.xのライセンス・コードはOpera 7.02にも使えるが,それよりも前に購入したOpera 6.xのライセンス・コードは使用できない。2002年11月27日よりも前にOpera 6.xのライセンス・コードを購入したユーザーは,同社サイトから申し込めば無償でOpera 7.02のライセンス・コードを送付してもらえる。ただし,2002年8月21日から2002年9月30日のキャンペーン期間中に,「アップグレード権利無し」のライセンス・コードを購入したユーザーは,2000円支払う必要がある。

 なお,Opera 7.02 のパッケージ製品については,2月17日に同社がアナウンスしたように,3月20日から販売する(関連記事)。パッケージ製品には,Opera 7.02のCD-ROMにライセンス・コードが同こんされる。

◎参考資料
Opera 7.02 for Windows日本語版 登場

(勝村 幸博=IT Pro)