マイクロソフトは12月11日,11月中旬以降発生していた,Netscape Navigator(Communicator)4.7x で「セキュリティ情報」を閲覧できない問題に対応した。

 セキュリティ情報とは,同社製品のセキュリティ・ホールやパッチを解説するWebページである。Netscape 4.7xで個別のセキュリティ情報(例えば,「Internet Explorer 用の累積的な修正プログラム(324929) (MS02-068)」)にアクセスすると,「Directory Listing Denied」と表示され,セキュリティ情報の内容が表示されない状態が続いていた。

 マイクロソフトによると,原因は米Microsoftがセキュリティ情報(英語ページでは「Security Bulletin」)ページを表示させるアルゴリズムを変更したこと。その変更を日本語サイトに反映させる間,Netscape Navigator 4.7xでは閲覧できない状態になっていた。

 なお Netscape 6 以降では,セキュリティ情報は問題なく表示されていた。

(勝村 幸博=IT Pro)