トレンドマイクロは12月10日,同社のウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」などに,「パターンファイル」を更新できない不具合が発生したことを公表した。対策ソフトではなく,公開されていたパターンファイルに問題があった。現在では修正されたパターンファイルが公開されているので,更新できなかったユーザーは改めて更新したい。
同社の情報によると,問題があるパターンファイルが公開されていたのは,12月10日の13時半ごろから16時半ごろまで。その間にパターンファイルを更新しようとすると,更新中にエラーなどが発生した。クライアント製品のウイルスバスターだけではなく,ServerProtectやInterScan,Trend Virus Control Systemなども影響を受けた。
なお,ウイルスバスターには,バッファ・オーバーフローのセキュリティ・ホールも報告されている。対策はパッチを適用すること。ウイルスバスターのユーザーは,このセキュリティ・ホールも確認しておきたい。
◎参考資料
◆パターンファイル409に更新されない問題
◆ウイルスバスタークライアント製品における「バッファオーバーフロー問題」
(勝村 幸博=IT Pro)