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荒川区,ICカードを使った安否確認システムで防災訓練
今回の訓練で用いたIAAのシステムはブルーボックス・ジャパンが開発した。ICカードにはあらかじめ氏名,読みがな,性別、住所,生年月日を書き込んでおく。訓練ではダミーのデータを用いた。ICカードを会場に設置された端末のカード・リーダーに差し込んで,データを読みとる(写真2)。さらに端末の画面上で血液型,けがの程度,避難場所などを入力する。 その隣の端末では,検索の体験をした。氏名か読みがなをキーワードに検索して,結果を表示する。個人の住所は表示しない。屋外のテントにも無線LAN端末を置いて,屋外からも検索できるようにする予定だったが,雨天のため,この部分は実施しなかった。 このシステムはPure Javaで開発した。またICカードはJavaCardを用いた。地方自治体が住民にICカードを配布するとして,そのICカードを常に持ち歩いてくれないと災害時利用の意味がない。引き出しの奥にしまわれて,いざという時,あれ?どこ行ったけ?となっては意味がない。そこで「安否確認以外のさまざまなアプリケーションを盛り込めるようにJavaCardを採用した」(ブルーボックス・ジャパンの小島康雄社長)。図書館などの公共施設の利用カードや,病院の診察カード,商店街でのポイント・カードなどのアプリケーションが考えられるという。同社は今回のシステムをチューン・アップして,「LG-IAAシステム」(LGはローカル・ガバメントすなわち地方自治体の略)として来年春から販売する予定である。 IAAの研究・普及促進を図る「IAAアライアンス」ではその1週間前の防災の日に複数のIAAシステムを接続する実験を行った(掲載記事)。今回のIAAシステムは,まだ他のIAAシステムとは接続していない。どのIAAシステムから検索しても,いったんIAAに登録すれば見つけられるように,相互接続を進めていく必要があるだろう。 (和田 英一=IT Pro編集) 最新ニュース記事一覧へ >>
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