ウイルスに関するデマ・メールが流行中,メールに従うことなく“どっしり”構えろメールの転送やファイルの削除は禁物,真偽の判断はアンチウイルス・ベンダーなどのサイトで「『jdbgmgr.exe』はウイルスなので削除しろ」という内容のデマ・メールが5月1日以降流行している。アンチウイルス・ベンダーやマイクロソフト,情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンターなどは,メールを信用しないよう注意を呼びかけている。 今回のデマ・メールに限らず,ウイルスに関するメールを受け取った場合,文面に従ってメールを転送したり,ファイルを削除したりしてはいけない。内容の真偽にかかわらず,日ごろからウイルス対策を適切に施していれば,なにも恐れることはない。あわてることなく,“どっしり”構えていればよい。真偽を確かめたければ,アンチウイルス・ベンダーなどのサイトを閲覧する。 今回のデマ・メールがウイルスだと指摘しているjdbmgr.exeは,実際にはWindowsにあらかじめインストールされているJavaデバッガ・マネージャであり,削除すると一部のJavaアプレットが正しく動作しなくなる。 今回のように,正規のファイルをウイルスだとして削除させたり,メールを多数のユーザーに転送させようとするデマ・メールは定期的に出現している。最近の例では,Windowsに含まれる「sulfnbk.exe」を削除させようとするデマ・メールが2002年1月に流行した(関連記事)。 ただし,実行形式ファイルであるjdbmgr.exeやsulfnbk.exeにウイルスが感染することは十分ありうる。実際,sulfnbk.exeに関するデマ・メールが流行したときには,「Magistr」ウイルスに感染したsulfnbk.exeが出回ったため,混乱を招いた。今後,ウイルスに感染したjdbmgr.exeも出回るかもしれないが,そのことがデマ・メールを“裏付ける”ことにはならないことに注意しなければならない。 ◎参考資料 (勝村 幸博=IT Pro)
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