Windows Meユーザーの3割がすでにWindows XPを購入。しかし,XPを確実に買うのは55.9%にとどまる――IT Proが行ったアンケート「あなたはWindows XPを買いますか?」で,このようなWindows XPの購入動向が浮かび上がった。

 このアンケートは当サイト上で11月28日から12月6日までの約1週間,IT Pro会員の方を対象に行ったもの。1016人の回答を得ることができた。多数のご回答をいただきありがとうございました。

 回答者のプロフィルをざっと押さえておくと,Windows 2000ユーザーがほぼ半分の512人で圧倒的多数を占める。続いてWindows 98 Second Editionユーザーが14.5%,Windows 98ユーザーが10.1%,Windows Millennium Edition(Windows Me)ユーザーが9.6%だった。

Meユーザーの3割が購入済み

 こうしたユーザーのうち,すでにWindows XPを購入したユーザーは20.1%にのぼる。具体的に見てみると,冒頭述べたようにWindows Meユーザーは3割近い29.6%がすでにWindows XPを購入している。これはXPのプレインストール・パソコンを買った場合,XPのパッケージを買った場合を合わせた数字である。

 これに対して,Windows 95ユーザーでは11.1%に留まる。Windows Meに続いて,XP購入率が高いのはWindows 2000ユーザーで22.1%。そしてNT4.0ユーザーの17.0%だ。このように使っているOSによって購入動向に大きな違いが出た。

16.2%の回答者は「XPは買わない」

 では,Windows XPをまだ購入していない79.9%のユーザーはいつ購入に踏み切るのだろうか? 回答者に購入予定時期を尋ねたが,もっとも多いのが「分からない」という回答で26.3%にのぼった(図1参照)。さらに注目すべきなのは,16.2%のユーザーが「Windows XPは購入しない」と答えている点である。結局,購入予定の時期として一番多かったのはパソコンを買い換える時の14.2%だった。

 全回答者から,買わない人,分からない人,未回答の人を引いた残りは55.9%。この数字はWindows XPをすでに買ったか,今後,買う予定の人である。言い換えると,XPを確実に買う人は6割に満たないのだ。

 購入態度の利用OS別分析や他のグラフ(9点)など,さらに詳しい内容はこちらをご覧いただきたい。

図1●Windows XPの購入態度
XPを購入済みのユーザーは20.1%いる。一方,「XPを買わない」,「買うかどうか分からない」というユーザーも半数近くおり,確実にXPを購入する層は55.9%になる
図1:Windows XPの購入態度

(和田 英一=IT Pro編集)