米国の大手電機メーカーHoneywell社は10月11日,インターネットは米国人の家庭生活を大きく変化させているという調査結果を発表した。レポートのタイトルは,「Honeywell Your Home」で,インターネットが米国の持ち家での生活に与えるインパクトについて調査したもの。

 調査結果によれば,「家庭ではインターネットは必要ない」という主張に同意しないと答えた人の割合は81%であり,米国人のほとんどが家庭でのインターネット・アクセスが便利であり,役に立っていると考えているという。さらに,61%の人々がインターネットは非常に有用であり,インターネットのない生活は考えられないと答えたとしている。その他の主な結果は以下の通りである。

・68%が,必要な場所で必要な時にインターネットに接続できればもっと便利になると考えている。57%がレシピ(料理の献立と調理方法)へのアクセスを,53%が台所で働いている時に食料雑貨の注文を,52%がガレージで車の修理をしながら必要な自動車部品の注文をインターネットで行ないたいと答えている。

・回答者のほとんどが,インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)の押し付けを好まない。91%の米国人がISPを自由に選択したいと思っている。

 インターネット・ユーザーが増えるに従い,同じ家庭内で2人以上が同時にインターネットへアクセスするケースも増えてきており,これが最近,一般家庭で問題になっていることも分かった。

 Honeywell社は,同じ日にこれらの調査結果を参考にして開発した携帯型無線インターネット端末「Honeywell WebPADTM」を発表した。WebPADは庭の広さも含めた米国人家庭の平均的なサイズである150フィートまで届く無線インターネット端末であり,家の中のベース・ステーション(Honeywell Home Controller Gateway)と無線で接続される。インターネット・アクセスだけでなく,家庭内の電子機器の制御にも利用できるという。

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◎この記事は,海外で発表されたニュース・リリースの抜粋です。あくまで抜粋ですので,詳細な内容などにつきましては,必ず文末にある「発表資料」へのリンクでご確認下さい。