(2000.8.30)
米Sun Microsystemsが,Solaris向けアプリケーションのローカライゼーション用ソース・コードを非営利の標準化団体X.orgに公開する。Sun社が米国時間8月29日に明らかにしたもの。
アプリケーション・ソフトウエアのローカライゼーション作業に向けた技術を無償で提供する。Xライセンスのもとでソース・コードの提供を行う。開発者は,Xウインドウが動くOS環境(UNIXやLinux)とさまざま外国語環境で動くアプリケーションの開発を簡易化できる。正式なリリースは2000年9月15日を予定している。
これまでアプリケーションを外国語に対応させるには,言語ごとに追加コードを記述しなければならなかった。「多くのユーザが母国語でアプリケーションにアクセスできるようになる。Java技術を複数のプラットフォームで利用可能としたのと同じ方法で,UNIX系のアプリケーションを世界規模で展開できる」(Sun社)。
Sun社の技術は世界123カ国/地域の37カ国語をカバーしており,アラビア語やヘブライ語,タイ語など表記の複雑な文字にも対応する。
◎関連記事
■SunがStarOfficeをオープン・ソースに,10月半ばにリリース
■「ERP環境でSolarisはWindows NTよりもコスト安」とSunが発表
[発表資料へ]