小売店やベンダの電子商取引の調査を行っている米OneChannel.netが,「2000年第2四半期におけるPalmOSベースの携帯端末(PDA)のオンライン販売は,台数ベースで激減した」との調査結果を米国時間8月16日に明らかにした。液晶ディスプレイやフラッシュ・メモリといった部品不足が響いた。

 第2四半期におけるオンラインでの売り上げは,台数ベースで第1四半期に比べて45%も低かったという。米HandspringのPalm互換機の登場によって4月に売り上げが一時的に伸びたが,その後は急激に落ち込んだ。「5月半ばの週間売り上げは,2000年で2番目に低い数字となった」(OneChannel.net)という。

 第3四半期に入って盛り返してはいるものの力強さに欠ける。「2000年のピーク時に比べて1/3の状態が続いている」(OneChannel.net社)。

 品不足の結果,PalmOSベースの携帯端末の平均小売価格(ASP:average selling price)は上昇している。第2四半期初頭に249ドルだったASPが,期末には323ドルにまで上がった。

◎関連記事
Palm Computingからのスピンアウト米Handspring,Palm互換PDAを発表
Visor旋風が吹く米国のPDA市場,いきなり20%近いシェアを獲得
PalmがSDカード・スロットに対応,製品は2001年はじめに登場

[www.prnewswire.comに掲載の発表資料]
[www.onechannel.netに掲載の発表資料へ]