(2000.8.29)
 米NFO Interactiveが米国時間8月28日に,オンライン通販のトラブルに関する調査結果を発表した。それによると,過去6カ月間にオンライン通販でトラブルに遭遇した経験のあると回答したのは全体の35%。アンケートに回答した759名のうち,266名がトラブルに遭遇している。

 主だったトラブルは,「クレジットカードに関する不正行為」,「期限を過ぎてから商品が届いた」,「商品が配達されなかった」,「希望に添わない商品が配達された」など。

 「クレジットカードに関する不正行為」以外のトラブルを経験した回答者の1/3近くは,手違いを起こしたサイトからの商品購入をやめたと回答。また,どのWWWサイトの商品やサービスを購入するべきか注意深く選択するようになったとする回答者も,トラブル経験者の約1/3に上った。

 「クレジットカードに関する不正行為」を自身または知人で経験した消費者は全回答者の17%。このうち半分の回答者は,商品を購入するWWWサイトの選択に注意深くなったと回答した。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・「クレジットカードに関する不正行為」を認識している回答者(128人)の14%は,一時的な場合も含めて,オンライン・ショッピングをやめた。

・「クレジットカードに関する不正行為」以外のトラブルを経験した回答者(191人)の16%は,一時的な場合も含めて,オンライン・ショッピングをやめた。

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