ウイルス対策についてのアンケートに対して,たくさんのご回答をいただき誠にありがとうございました。アンケートの集計結果に続いて,自由記入欄にお寄せいただいたご意見を紹介します。

 ご指摘の内容は,大きく以下のような項目に分けられるようです。

・ウイルス対策ソフトの導入や定義ファイルの更新,メールの添付ファイルの扱いといった日常的なセキュアな運用姿勢が不可欠。
・セキュリティ上の問題が多いWindowsプラットフォームを使い続けることへの警鐘。
・インターネットでは,自分の身は自分で守り,加害者にならないように最大限に気をつける必要がある。そのためには,ユーザーの知識の底上げが不可欠。インターネットの普及とともに,無知なユーザーも急増していることが大きな問題。
・自分だけが完璧な対策をしていても,まわりがルーズでは被害は減らない。職場や知人との情報の共有や,知識の少ないユーザーの啓蒙が重要。

 では,以下に皆さんからの個々のコメントを紹介します。


 メールは UNIX 上の mew で行い,添付ファイルはウイルス・スキャン・ソフトのメーカーが提供しているオンライン・スキャンでチェックしてから開くようにして,そのほかにも用がなくても1月に1度は全ドライブのオンライン・スキャンを行う。万が一にもウイルスに感染した場合を考えて,必要なファイルはすべてバックアップをとり,いざとなれば OS を完全に再インストールすることも可能なように準備してある。知人友人のところにウイルスが届いた場合は,そのウイルスを送ってもらってオンラインスキャンソフトの性能チェックなどに用いている。上記のようにしてきたが,IE や java の利用をやめるわけにはなかなか行かないので,最近は限界を感じてウイルス・スキャン・ソフトを導入するべく,各社の試用版を評価中。(池野直樹さん)

 知らないところからきたメールはあけないようにしている。また,添付ファイルについては,拡張子を確認してから開くようにしている。(内田寛夫さん,ほか多数の方々)

 こちらから送信したメールに添付ファイルを付けた時は,付けた旨を本文に記載するようにしている。そのため,受信したメールに添付ファイルがあるのに説明が無い場合は,安易には開かないようにしている。(安藤 悌浩さん)

 少なくともメール・ベースのウイルスは,Windows上の特定のMUAでのみ発生するはず(Outloook以外でも,MAPIを使用しているもの)。元来,動作上の信頼性が低いWindowsを今や業務でも重要なメディアとなっているメールのために使うことが間違っている。(川辺義宏さん)

 ハードウエア・メーカー,およびマイクロソフトはユーザーに対してもっと啓蒙するべきだと思う。特に後者は,ユーザーをないがしろにして利益を上げている印象が強い。ウイルス蔓延(まんえん)の一翼を担っている責任を感ずるべきだと思う。(伊東 修治さん)

 知識があればウイルスは防げる,現状では。ただ,何も知らずPCを使っている人が多くいる以上何も知らなくても防げる仕組みが必要。(小原和彦さん)

 私は,歴代Outlookをずっと使用しています。そして,ウイルス・メールを受信したこともありますが,ほかの人に感染させたことはありません。これは,ウイルス対策ソフトとセキュリティ・パッチを怠りなく適用しているからだと自負しています。多機能なソフトはそれだけ欠陥も多くなります。そのことをよく認識し留意して使用するのであれば,Outlookでも十分安全に使用することができると思います。(佐々木 茂さん)

 送られる覚えのないメールは特に注意する。internetでダウンロードしたファイルはウイルス・チェックをする。定期的にウイルス・チェックを実行する。(永田隆史さん)

 PC とインターネットは私の仕事の商売道具ですので,ともかく神経質になっています。 私はインターネット暦 6 年ですが,以前はそれと知らずにずいぶんの被害を受けたようです。削除した覚えが全くないのにフォルダやファイルがなくなっていたり,HDD がクラッシュされたこともあったようです。 ですので,重要なデータは別の PC にバックアップをしっかりとるようにしています。サーカムらしきものにやられたときはメーリング リストと ISP に対処を求めました。顧客の機密文書やプライバシ情報があらぬところに流れたりしないよう,これからも防備を頑強にしていくつもりでいます。 公的な方策として,上流の ISP が一種の税関みたいにチェックしてフィルタをかけるべきではないかとおもいます。(太田精二さん)

 定期的にパターン・ファイルをダウンロードし,ウイルス・チェックをしていれば安全だと思っている。それでも感染してしまった場合は諦めるしかないと思う。また,ウイルスが出回っている場合(ネットの接続がおかしい時)は極力ネットに繋がないようにし,その詳しい情報と対処法が公開されるのを待つ。(平本 健さん)

 基本的に「OE」でのメール閲覧をしていない。 私は数社のメール・アドレスがあるが,それをすべてWEBメール・アドレスへ転送して,WEBサイトで閲覧している。その方が,セキュリティ面で都合が良いと考えられるのと,場所を選ばずにそのWEBサイトへアクセスすれば,メールが閲覧できるので使い勝手がよい。(長島 勝則さん)

 セキュリティ・レベルを高にしている。ファイアウオール・ソフトを導入している。パターンの更新をこまめにしている。 HDのウイルス検査を頻繁にしている。ウイルス情報を入手している。(杵渕 徹さん)

 自分の周りを含め,ウイルスに対する意識レベルが低すぎるように感じます.社内でも,ワタシ以外の人はウイルス対策を何もしていない.ソフトウエアを主たる業務にしているにしては,あまりにも無防備ではないでしょうか? また,ウイルスの作成者に対しては,人間としての常識を問いたい。(原田 和憲さん)

 当社はグループウエア環境なので,個人ベースでのウイルス対策だけでは不十分と考え,サーバー環境の対応をはじめ,社内への情報公開も適宜行っている。(角谷修さん)

 添付ファイルは不用意に開かない。ディスクの共有は必要時しかしない。(石川智也さん)

 ついこの間CODERED.C(コードレッドII)を受けてしまいました。私自身,ウイルス・チェック・ソフトのパターン更新はこまめにやっていましたが,このウイルスのように,侵入した時点で発見されるものがあったとは知りませんでした。パターン更新だけではなく,ウイルスに対する情報収集も必要だと感じました。(小堤昌彦さん)

 不信なメールや宛名が不明確なメールは特に注意をし,添付ファイルは開けない。また,ウイルス関連の情報を入手し,事前に対策ができるようにする。一方,社内でのルールを徹底し,それを遵守させる。(松下 安宏さん)

 会社として,対策ソフトの年額費用や,サーバの保守費用も馬鹿にならない金額であるし,正直,いい加減にしてくれと思う。ハッカーをかっこいいと思うような風潮もあるように感じるが,ヤクザがかっこいいと思っている田舎の高校生のようなもので,周りは非常に迷惑である。自己防衛だという理屈もわからなくも無いし,現在の状況では仕方なく対応はしているが,ピッキングされて泥棒に入られるのは自己防衛してないからだというのと同じ理屈で,そりゃそうかも知れないけど,犯罪者を擁護してないかい?と思ってしまう。犯罪者の早急で確実な検挙と,コストに見合わない程度の厳罰を強く望む。(三室 忠之さん)

 一週間に一度は,定義ファイルを行っているのと,ダウンロードしたものは,一度ウイルス検索を行っている。添付ファイルは,保存してウイルス検索してから開くようにしています。ウイルス情報・バッチの情報等は,こまめにチェックして必要ならばダウンロードしている。(ScanMail・日経のメール等でチェック)その他は,レジストリのバックアップ等を定期的(月一回)に行っています。(清水 靖さん)

 Outlook,Outlook Expressのアンインストール・デフォルト・ブラウザはNetscapeでJavaScriptはOff。 IEのインターネット・セキュリティ・レベルは「高」をカスタマイズしてダウンロードのみ許可。ウイルス・パターン・ファイルは自動更新設定。ウイルス情報サイト及びJPCERTからのお知らせメール受け取り。知人からのメールでも.exeや.vbsは警戒。(北田博之さん)

 あくまでもオーソドックスな対策をまめにとっているだけで,目立ったことはしていませんが,今までに被害に遭ったことはありません。そもそも被害に遭う人は,必要以上にウイルスを恐れているにも関わらず,必要な情報を提供しても読みもせずにほっておくわけですから,感染しても仕方がない状況にあるのではないかと感じます。通常の病気への対策と同じように日頃からの行動が,感染を防ぐ唯一手段だと言うことを,もっと広く知らしめることが必要では無いでしょうか。(直井 雄章さん)

 ウイルスに狙われやすいMicrosoft社製品を利用して,インターネットと通信を行うときには気をつけている。もちろん,これができない場合も多いだろうから,ウイルス・チェック・サービスなどは有効だと考えている。(石川浩二さん)

 ニュースメールなどでウイルス情報をこまめにチェックするようにしている(森田敏雄さん)

 もしもウイルスを受取ってしまった場合,その後の被害と信用を失ってしまうことを考えると,事前から対策をすることに,費用を惜しんではいけないと思う。(西島郁枝さん)

 ウイルス被害については,新種発見後の事後的な対策であり,迅速な対応を行える技術力と体制整備を行っているベンダーを選択することにつきる。今後も様々なコンピュータの機能を狙ったウイルス等の発生が予想されるため,システム環境等も含めた総合的なサービスをワンストップで提供してもらえることを期待したい。(斎藤裕二さん)

 最新情報に気をつけ,正しい情報を友人知人に伝える。(沢柳敦子さん)

 ウイルス定義やアンチウイルス・ソフト自体の更新をこまめにし,ウイルス・スキャンを1日おきに自動実行。また,常時接続環境になったのでファイアウオールを導入した。(関谷 秀昭さん)

 当社は会計事務所なのですが,顧問先に「ウイルスに気づかず,取引先に発信してしまった場合,御社の重大な信用問題となる可能性がある」と常々話し喚起しています。(島崎潤一さん)

 メール初心者が一番気をつけなくてはならないのに,実際それを理解していないユーザが多すぎる。これは会社全体の責任ではないか。会社側が責任を持って社員を教育する必要があると思う。(松浦 聡子さん)

 自分自身が(管理対象PCに関して),保守関連及び,セキュリティに気をつけていることで,ある程度は防護することはできる。しかし,感染経路先のPCに対し,どの程度,進言すべきなのか,また,対応することで,コスト(おそらく時間的?人的?)が生じるのか,憂鬱になることがあります。(讃岐 和人さん)

 パターン・ファイルのチェックは朝と晩にやっています。二日にいっぺんはアップデートがあるので出来るだけこまめにやっています。不思議といわゆる流行のウイルスには遭遇したことはありません。会社の古いFDに懐かしい名前のウイルスがいて,警告を発せられたことはあります(その場でFDは捨てました)。他のベンダーが開発して導入したプログラムがウイルスに感染していたため,お客様のシステムにウイルスが感染してしまったことがありました。駆除作業に引っ張り出され迷惑を被ったことがあります。(鈴木健一さん)

 怪しい物は,バイナリ・エディタで内部解析。ウイルス特有の添付ファイルがとどいた時は,無条件に削除。知人とは「MS以外」のマクロ機能の無いOffice製品で統一。ルールを知らない人からXLS,DOC等が送られてきた時は,CSV,RTFにて送り直せと指示。自分にワクチンが不要なのはウイルスの専門家として知識を有する為,普通の人には,努力を求めるわけには行かない為,ワクチンを奨める。(岡 一文さん)

 私自身が,気をつけているだけではダメなので,私の得た情報を社員に知らせている。(古川 由紀夫さん)

 基本的にはリアルタイム・スキャンが働いているので気をつけていません。ただ,添付ファイルの拡張子次第(vbs/exe等)ではウイルス・スキャンしなおしたり,htmlファイルの場合はテキスト・エディタで開いています。電信八号というメールソフトで,Windowsアドレス帖を参照して拡大するウイルスは防いでいます。あと,HTMLメールの自動実行もしないので,良いかと思います。(井上 圭さん)

 送信者,添付ファイルの有無等は必ずチェックするしメール配信にあるウイルス情報は内容をチェックするように心がけている。ただ,会社にあるPCに入っているウイルス・チェッカーのパターン・ファイルについては,あまり気にしていないのが実情。自動的にアップデートする機能は便利だが,やはり人間の手でアップした方が間違いが起こらないであろう。(野口 恭太さん)

 怪しいサイトには行かない,パターン・ファイルはこまめに更新など,自己防衛はできる限りのことをしていると思う。しかし,業務においては不十分かもしれない。アンチウイルスやURLフィルタリング・ソフトを導入して対応しているが,運用に苦労している。特にユーザーの啓蒙が一番難しい。(石川 嘉浩さん)

 メールタイトル・添付文書タイトルを見てから,開くかどうか考えている。怪しいなと思ったら,とりあえずテキスト・エディタ等,害の起きなさそうなもので開いている。(塚本弘道さん)

 ウイルスが感染しないように気を配っているつもりだが,昨今 OS やそれに付随するソフトの脆弱性をついて攻撃するタイプが増えてきている。 その半面,ソフトベンダーは,サポートの打ち切りを表明しているが打ち切られるソフトの脆弱性を放置したまま,移行するにしても先のソフトが脆弱性の塊ではユーザーとして辟易してしまいます。 また,最近気になるのがウイルスよりは,個人のセキュリティでファイアウォールソフト導入後,何度かトロイの木馬の警告を受けたことがあります。今後は,セキュリティも個人で守る時代だと感じています。(岡里 悦孝さん)

 外部から受け取るバイナリ・ファイルにウイルスが含まれているかどうかを常に気にかけている。業務で使うPCはウイルス対策ソフトを使っている。自宅のPCはウイルス対策ソフトを導入していないが,ファイル中に含まれるstrings(文字列)を調べ,判別している。(日川佳三さん)

 自宅のサーバがこの数ヶ月CodeRedに感染したPCからのパケットをうけとっている。まだ断続的にパケットを受信し,ISPなどが明確な端末については個別にメールで管理者に報告している。ADSLに切替えたとたん,悲惨な目にあい,手元のPCも感染したが,現在はルーターをパケット・フィルタ機能のあるものに変更した為,PC端末への感染は無い。個人的には,こういった問題を解決するためのサービスを提供したところが生き残れる会社のように思う。(松岡 正人さん)

 添付ファイル付きのメールは,タイトル・本文・書いた人間から考えておかしなものでない場合にのみ開く。疑問があれば本人に尋ねてから開く。MLもhtml文を許すものは極力入らない。サイトでおかしなボタンを見たらソースを見てからクリックする。(上床みどりさん)


 感染したのかどうかの詳細な判断情報が不足している。(米本 篤さん)

 早晩,既存のウイルス対策ソフトで対応しきれないウイルスが出てくるのではと心配である。Macintoshで動作するウイルスはWindowsに比べて格段に少ないので,SirCamのようなメジャーなウイルスが報道された直後とかはMacintoshでメールを受け取ることもある。(カワサキツヨシさん)

 知人にも積極的に対策を行うことを勧めている。(玉田真之さん)

 Macafeeでウイルス速報を携帯メールに送ってくれるサービスがあるので,活用しています。PCがダメになっても携帯メールは生きていますから。(佐藤郁さん)

・ニュース系サイトをこまめにチェックする。影響度の大きいウイルス情報は,大抵の場合,蔓延する前に知ることが出来る。
・Microsoftのメーラーは使わない/使わせない(特に初心者)。
・Windowsではエクスプローラの設定で拡張子を全て表示させる。またシングルクリックで実行する設定にはしない(誤って実行させないため)。
・見知らぬEXEファイル(自己解凍形式含む)はダブルクリックで実行しない。アーカイバで起動させるようにする。
(八坂哲彦さん)

 中小企業のウイルスへの意識の低さには,危機感を感じます。(倉橋真一さん)

 OS(Windows2000)のセキュリティ・パッチや,アップデートPTF(パッチ)の適用を心がけている。 最近になって,ウイルス感染がクローズアップされているが,実際の所,被害が多いのは,企業に集中している様に思われる。コンシューマ(個人)に対しての感染が,今後,増えるのか否か,情報が必要の様に思われる。警告はされてはいるが,それが,コシュマーに対して行き届いていないのが現状では?(戸田 光彦さん)

 添付ファイルは内容が確認できるまで絶対に開かない,ウイルス・パターン・ファイルの更新を頻繁におこなう,ウイルスやセキュリティ情報の収集を常におこなう,メール・ソフトはアウトルック以外の信頼のおけるものを使う,ブラウザーのアクティブXとJAVAは普段はオフにしておく,出所不明のソフトを使うときはウイルス・チェックをする,というような対策をとっていますが,メーカー・サイドもウイルスに感染しても被害が少なくなるようなソフトを開発してほしいです。(播岡 貢さん)

 被害者の声をもっと記事で生々しく伝えて,被害状況を周知させてほしい。(三上 誠二さん)

 自分のリスクは自分で管理するということが重要。他人のせいにばかりしているユーザーにはコンピュータ・Internetを利用する権利は無いのではないでしょうか。(小川士郎さん)

 ウイルス対策ソフトをインストールすること,定義ファイルを最新のものに保つこと,添付ファイルには注意すること。(長坂 奈実さん)

 ウイルス対策は,最後は「自己防衛」に尽きると思う。不用意な操作,ネット・サーフィンで感染してしまったウイルスの被害からの回復には,こまめにバックアップを取り,いつでも元に戻せるように定期的に自分のシステムのバックアップを取る作業は欠かせない。「Norton GHOST」は必要不可欠と認識している。(橋本 和幸さん)

 NTを使用しているが,マイクロソフトの対策パッチが遅い。自社内でのウイルスに対する意識が低く,社内教育に苦労している。とりあえず,添付ファイルには気を付ける様に連絡はしているが・・。(鹿山純さん)

 会社で使用しているPCではAuto-Protectが重くて動作させられないため,はずしています。会社では,ゲートウエイにウイルス・チェックを入れたそうです。だいたい週に一回程度はウイルス・スキャンしています。ウイルス・チェックのオプションは「すべてのファイルをチェックする」に,NetscapeやIEのセキュリティ・オプションも多少はいじっています。自宅では,ADSLを導入する予定ですが,ルーターを入れるつもりです。パッチについては,特にOSのパッチが信用できないため,導入するのをためらっています(過去に痛い目に)。特に素人に毛が生えたような一般ユーザには,セキュリティ対策と言われる手段が複雑過ぎると感じています。また,ISPのサービスについては,「それでOK」と思う人が増える気がして逆に心配です(身近にいるので)。(住田さん)

 自分以外のマシンは基本的には仮想敵として認識している。友人からのメールの添付ファイル(ファイル自体は普通のファイル)に感染してきた事もあった。また,妹が短大のマシンで作ったデータをFDに入れて持ってきたら,マクロウイルスの山だった。各種学校等の対策は甘いのではないか?(山田 康裕さん)

 感染しないメーラーと,ブラウザの設定を正しくしていれば,それだけでもある程度は感染を防げると考えている。 Windows を使っていて,添付ファイルを開くというのは軽率すぎて,問題外だと思う。(高澤昌樹さん)

 最新パターンファイル・検索エンジンの更新。リアルタイム検索,手動検索の実施。添付ファイルの確認。(吉田 功さん)

 添付ファイルを直ぐに開かない。ブラウザのスクリプト実行を切る。危険と思われるページに行かない。知らないプラグインは組み込ませない。(笹山幸男さん)

 普段の相手以外のメールは,少なくとも気軽に開くことはしない。また,最近のウイルスはあたかも自分の知り合いからのメールであるかようなの振る舞いをするので,予定外のメールも注意するように心がけている。(熊谷栄二さん)

 ウイルス対策には“終わりはない!”と思う。新種は必ず発生する。こまめなチェック,自分のパソコンは自分で守る姿勢が大切!(土屋 雅裕さん)

 ブラウザのセキュリティ・レベルをあげる(かならず自分で確認してからでないと,ダウンロードや画面遷移をしないようにする。クッキーの自動設定を許可しない) マイクロソフトのOSおよぴアプリケーションは,可能な限り使わない。(加藤 寿さん)

 毎日の情報収集を怠らない。ウイルス作者の「生産性向上」に対して,アンチウイルス・サービスが追いつけなくなるようなバランスの変化を警戒する。情報通信がある限り,ウイルスに代表される不正アクセスは無くならない。(小西 明さん)

 信頼できる相手,できない相手に関わらず,外部から入手したファイルに対しては,必ず使用前にウイルスチェックをかける。(佐藤信彦さん)

 被害にあわないと理解できないのではないか?(上野雅仁さん)

1.ウイルス・チェック・ソフトのパターン定義ファイルを1回/週の周期で更新し,常に最新の状態に保つようにしている。
2.職場内の全てのコンピューターにウイルス・チェック・ソフトをインストールしている。
3.ウイルス対策について理解してもらえない人には,インターネット・メール・アドレスを使わせないようにしている。
4.今回話題になっているサーカムのようなウイルスが発生した場合は頻繁にウイルス・チェック・ソフトのメーカーのサイトを訪問し,緊急パッチが配布されていないかチェックする。
(高良 晋也さん)

 とにかくダウンロードしたファイル(画像やHTMLファイルは除いて)はほとんどウイルスチェックをしています。また,添付ファイルはほとんど読まないか,捨てるようにしています。(福重直行さん)

 とにかく最新のセキュリティ・ホールやウイルスの情報をこまめにチェックし,パッチや設定およびログの確認をしている。しかし私の会社(ソフト開発)でもそうですが,世間一般で見るとセキュリティに関する関心はかなり低いと感じます。おそらく何かしら大きな社会問題が起こるまではこの状態が続くのでは?(中里 剛さん)

 怪しいものは疑ってかかり,パッチなどの情報をこまめに確認しています。それだけでほとんどのもの(今までは感染なし)を防ぐことが出来るので,ウイルスにかかった人の対策は,甘すぎるとしか言いようがないと思います。(下農 淳司さん)

 ウイルス対策ソフトのデータ更新をこまめにすることと添付ファイルへのチェックをする事に神経を使っています。(若森寛明さん)

 基本的にメール・チェックのみにウイルス・ソフトを設定して,時々全ファイル・チェックをするのですが,やはり重たいウイルス・ソフトを常駐しなければならないのでしょうか。(藤田 啓一)

 CERT,IPAなどのサイトのチェックをこまめに行う,クリックによって添付ファイルを展開するメーラーを使用しない,定期的にウイルス・チェックをおこなう,定義ファイルの更新を1日に一度チェックする,FireWallのアクセス・ログの精査。(杉浦英史さん)

 Nortonのファイアウオールを導入し,CATV常時接続しているが,イベント・ログを見るとゾッとする。自分のパソコンとセキュリティは自分で守るしかない。ついおとといも「トロイの木馬」を水際でなんとか撃退できたばかりだ。(嘉藤誠一さん)

・受信時:添付ファイルを開く時はいつも気をつかっています。送信者に覚えの無い添付ファイルを開かない。でも関心あるときは,まずは,テキスト・エディタで内容確認しています。
・送信時:添付ファイルを送付する場合はその旨を説明し添付ファイル名を記載しています。
 いくつかメーリング・リストを運営していますが,ここにウイルスが流される事を心配しています。あまりにも不完全な状態で,利便性を追求した機能が提供されている事に疑問を感じます。ある意味で欠陥商品の販売を許している事になります。供給側の問題はもちろんですが,使用者も欠陥商品利用に対するリスクについての認識,注意が必要だと思います。(竹内 肇さん)

 パターンを常に最新のものとしておくことと,添付ファイルは必ず差出人と宛先(SendToかBccか),ファイル名を確認。(水野崇さん)

 自分が加害者にならないように常に気をつけている。ウイルスに関心のない方が,あまりにも多すぎる。もっと気軽に対策ソフトの普及を望みます。対策ソフトの価格が高いので,導入しない人が多いと感じている。(中村 毅さん)

 ウイルスに関するニュース等をチェックし,自分が使用しているウイルス対応ソフトを提供している会社の対応を確認する。(中島哲朗さん)

 マイクロソフトがウイルス対策メーカーを買い取り,IE5がOSに内蔵されているようにウイルス対策機能をOSに内蔵して欲しい。(古桑 透さん)

・会社で契約しているプロバイダやメール・サーバーでゲートウエイ・レベルでのウイルス対策は効果的だが十分ではない(不安がのこる)
・というのも,パソコンの出入り口はメールだけではない。フロッピやCD-Rからも入ってくる。また,会社に持ち込まれLAN接続している個人所有PCで,個人契約しているメール・サーバでウイルス・チェックをしていなければ完全ではない。結局パソコン単位にワクチン・ソフトが必要になる。
・ゲートウエイ・レベルのウイルス対策は高価なので,ワクチン・ソフトとの併用にはなかなかふみきれない。個人パソコンを禁止し,フロッピやCD-R装置を使用するのを制限しないと,十分な対策にはならない(安心できない)が,禁止や制限がなかなかできないのが現状。
・よって,ゲートウエイ・レベルの料金をもっと安くして欲しい。そうすればワクチン・ソフトとの併用ができる。
(藤田克彦さん)

 サーバーを動かしているわけではないので,ウイルス・チェック・ソフトを除いては,特に対策を講じているわけではないが,(1) E-mailの添付ファイルを不用意に開けない,(2)ID,パスワードを設定していない共有フォルダは作らない---という程度である。しかしながら,会社ではこれすら守っていないPC,PC-USERが多すぎる。ウイルスに関する正しい知識を少しでも持って欲しい。(服部 浩一郎さん)

 メインで使用しているMACについては,メール添付ファイル以外には気をつかっていない。Winについては,ウイルス対策がわからない。(山本 聰さん)

 普段はMacを使用しているためウイルスには特に気を使ってないです。いちおう添付ファイルには気を使ってますが,覚えの無い差出人からの添付メールも拡張子がEXEだったりで Windowsにしか感染しないようなのでファイルをごみ箱へ入れて終りです。(不破さん)

 覚えのないメールは基本的に見ない。セキュリティの甘いソフトは使わない。(川上 正裕さん)

(1)インターネットからのファイルのダウンロード及び実行は行なわない,(2)ワクチンソフトを過信しない,(3)メールのアドレス帳だけはバックアップしておく---。基本的には以上が対策と思います。でも,一番大切なのは,狙われている[OutlookExpress]を使用しないことかも・・・(谷本 敬太さん)

 会社のPCは,ウイルス対策ソフトが義務付けられて,定義ファイル更新も自動で行う設定となっている。IPAへの報告は,会社で行う。最近の事例では,持ちこみPCがウイルスに感染していた。家ではウイルス定義ファイルの常時更新が難しいので,Webのチェック・サービスを使用している。被害者にならないことも大事だが,知らないうちに攻撃側に回らない様にも留意し,ニュース等をこまめにチェックしている。元々はウイルスを作るほうが悪いのだが,世の中から全ての悪が排除できるわけも無いので,自己防衛が必要だ。(広井徹さん)

 Q-15は選択肢がプアすぎて回答できない。イントラ内で対策ソフトを導入しているから不要というのが,私の本来の回答。とにかくこまめのウイルスチェックと,添付ファイルを不用意に開けないこと。それと,システムドライブと,データドライブのパーティション分離。(是枝 浩行さん)

 ウイルス対策ソフト(大手3社)のサポートを行っているのですが,企業様で感染したという報告が多いので社内で添付ファイルの扱いなどのポリシーなどを設定して全員に徹底を行って欲しいと思います。(今田和男さん)

 可能な限り,セキュリティのぬるいツールを利用しないようにしている。特に,セキュリティという考え方を蔑ろにしているMS製品は可能な限り利用しない。どうしても利用せざるを得ない場合,可能な限り古いバージョンで済ませる。メールはすべてプレーン・テキストのみとし,事前連絡なしの添付ファイル付きメールは本文を読む前に削除。アンチウイルス・ツールは自動更新機能を有するものを選択し,出来る限りファイアウォールも利用する。各種IT関連セキュリティ関連メールを複数種購読し,横断的な最新知識を読み取れるように努力する。OSにくくりつけられている無用なサーバー・ツールは,マシンの調整段階で削除(出来ない場合は利用不能と)する。
 その他,普段から考えている事としては,「ソフトウエア製品にもPL法の適用を!」がある。企業としての倫理や責任感・良識に頼れないならば,法的に厳罰を処するのがより良い未来のためになる。(中村 嘉武さん)

 定義ファイル&パッチは,すぐに対応する。必要なデータ(破壊されて困るデータ)は,MO等にバックアップしドライブに挿したままにしない。メールの添付ファイルは,怪しいと思ったら,保存してから,ウイルス・チェックをする。実行は,行わない。(垣田 清隆さん)

 定義ファイルを毎週更新する事は,インターネット空間をさまよう人のあたりまえの事と思う。自分のパソコンからウイルスを出さないようにする事が大事であって,ウイルス検知ソフトを導入する事は,保険だと思う。よって,極論ではあるが,自分のパソコンにウイルスが入り込んでも自分で修復できない人は,使ってもらいたくない。OSの入れ替えなどからの一式の作業を自分で勉強して,パソコンを使いこなす事が大事だと思う。(大村雅聡さん)

 インターネットに接続する際は,必ずウイルスチェックソフトの定義ファイルの更新をしている。またインターネット上で自分のマシンのセキュリティの状態をチェックできるサイトでチェックをし,弱点を対策した。ウイルス対策は個人の自覚でしか施すことができないと感じる。さもなくばIPAなどがテレビなどで警告を促すような手段をとらなければ,広くウイルスの脅威を知らしめることはできないと考える。やはり怖さを知らなければ人は動かない。(佐藤 拓さん)

 感染対象の環境がめったに報道されない点が気にかかっています。私個人は,PC-UNIX + OS/2環境で,企業のFW内で使っているので,ウイルスにはほとんど縁がありません。(畠山明さん)

 会社での仕事がネットワーク管理であり常日頃からセキュリティ面を管理しているが,この業務をしていて改めて思う事は,どんな良いツールや防御策をこちらで用意しても,最終的な防壁となるのはユーザ教育だと思います。ツールが発達するのは喜ばしいのですが,ツールの発達は同時に脅威に対しての意識が薄らぐ危険性もある為,ユーザ教育をする際にインターネットの利便性と危険性を同時に認識して貰う事が大事だと感じています。この両面を認識した上で利用するセキュリティツールならば,より良い結果を生むという事も同時に痛感しています。(石川省一さん)

 たまたまTrendMicro社のウイルスバスターを使っていた。ISDNを利用していた時に,インターネット閲覧中に「アップデートをするか?」と問合せあり,鬱陶しいと思いながらアップデートしていた。ADSLに換えて以来,ウイルスの侵入を撃退・隔離が多く発生。ファイアウオールでの撃退ログを見て,採用した効果を実感している。(柿原 昭さん)

 ウイルススキャンを導入して,Eメール,インターネットでのダウンロード時も自動的にウイルスを調べるようにしていますが,これだけで対策が万全なのか,毎週定義ファイルを更新しているが,本当にこれだけでいいのか? 非常に不安であるが,こういうことについてはまだ私自身が素人の為,これにしか頼る所がないのが当社の現状である。(兼田 裕さん)

 ウイルスチェックソフトは導入しているが,実害を受けないとなかなか必要性を実感することは難しいと思う。自身で被害を受けるまでは,世間でいくら騒がれていても,所詮は対岸の火事感覚から抜けられず,まして昨今ではインターネットが一段と一般化しつつあるので,ゲーム感覚の延長で使う人たちが増えるわけで,歯止めはかかりにくくなりそうです。やはり,人間は一度痛い目に遭わないと,真剣に対処出来ないのでは? と思います。実際に,そう言うメールを受け取ったことが無いので,自信は無いですが,怪しいメールを見分ける知識と勘?を養うことでしょうか。(大川道雄さん)

 現在,ケーブル・ネットワークのサービスを利用しています。ウイルス対策などは,ケーブル・ネットワークのポイントで強化し,端末側での負担を軽くするべきと考えます。(日野誠一さん)

・メールソフトはHTMLを表示しないように設定している。
・知人からのメールであっても,中身のわからない添付ファイルは決して開かない。
・トレンドマイクロ社のオンライン・ウイルス検索や警告メールサービスを積極的に利用している。
・普段からセキュリティ関連のニュースには気を配っている。
(中森尚子さん)

<気をつけている事>
1.知らない相手からのメールや知っている相手でも怪しいメールは開かない
2.ウイルス情報やセキュリティ情報を常にチェックしている
<感じている事>
 ネットワーク経由で「できる事」が増えれば増えるほど,便利になる反面,ウイルスやクラッカー等の標的になり易く,今後OS等が進化していく上で,その対策が重要だと思う。
(小宮山さん)

 自分の環境であれば目が届く範囲なので対策は行えるが,社内のほかの PC ともなると,いちいち面倒を見ていられないという現状がある。悩みどころ。集中管理が出来るという事なので, McAfee ASaP に興味を持っている。http://www.mcafeeasap.com/ (佐藤 禎章さん)

 マイクロソフト・アプリケーションを使用しないこと,ActiveXなどの付加機能をすべてOFFにすることで,かなりのウイルス被害を無効化できています。(近藤 憲祐さん)

・ウイルスチェッカーの更新
・添付ファイルを安易に開かない
・自動チェック済みでも添付ファイルは改めてチェックする
・汎用・著名メールツールを使わない
(荒木さん)

 メール・サーバーにはワクチンソフトをインストールして効果を上げている。来週よりコーポレート・エディションを導入するため現在テスト中。(市川 芳彦さん)

 マイクロソフトのセキュリティ情報やウイルス・チェックのパターン・ファイルは,毎日チェック。セキュリティ・ホール用のパッチがあれば即適用。HTMLメールは表示させない設定。(阿部 保さん)

 Windows純正メーラーを使わない。勝手に送りつけられた添付付メールは開かずに捨てる。信用ならないサイトには行かない。自分でダウンロードの指定をしていないファイルはすべてキャンセルをしてダウンロードしない。(阿部 真弓さん)

 メーカーやベンダー等のメール・ニュースを購読し,常に気をつけている。windows系の場合,パッチなどが日本語で提供されるまでタイムラグがあるため,USAのHPから確認してダウンロードする場合が多い。(浦詰正明さん)

1.HTMLメールを表示しない。
2.不明な添付ファイルを開かない
3.アンダーグランドのサイトを回避する
4.ブラウザのセキュリティを最大限に活用
(岡崎幸紀さん)

 自分がいくら注意をしていても,周囲に無防備・無関心な人が居るとウイルス感染やその他トラブルに巻き込まれる可能性が高く,現状の個人毎の対策ではなく,何か抜本的な仕組み作り等が必要であると感じる。(阿部 一晴)

 ウイルス対策ソフトのウイルス定義ファイルを1週間に一回以上チェック(更新)を行う。(藤本 五儀さん)

 ほとんどがメールの添付ファイルによる被害であるので日ごろからメールの添付には気をつけている。また,ウイルスによる被害というのは,個人の意識の持ち方で変わってくると思うので,個人のウイルスに対する意識を向上させるべきだ思う。(西本 智哉さん)

 自社(本田技研工業株式会社)内において,グループ全体のウイルス対策推進統括責任者の任に就いています。ホンダでは本田技研内には,ノーツサーバー(メールサーバーと共有DBサーバー)にトレンドマイクロ社のウイルス対策ソフトを,またクライアントにはF-Secure社のF-Secure Anti-Virusを導入しています。グループ会社に対してもこれらのソフトの導入(入替え含む)を推進し,価格だけでなく,ウイルス検出時の対応から駆除方法,今後の対策まで一括サポートしています。定義ファイルは,ほぼ毎日一括送信しています。各社にはウイルス対策委員を設置し,各社のウイルス対策窓口と現場ユーザーのサポートをしています。
 これだけの対策を取っていても,定義ファイルが最新に更新されていなかったり,PCのパフォーマンスが悪くなると,直ぐにワクチン・ソフトのせいにする人や部門が必ずあります。啓蒙教育はその為にあるのですが,しばらく時間が経つとまた同じ事の繰り返しになります。
 自分達の意識改革さえ出来れば,ウイルス対策は9割は完成するというのが私の持論です。各社が集まったユーザー会のようなものは結集できないのでしょうか? そこでの議論の中に必ず何か良いヒントがあるはずなのですが。(小池 正士さん)

 周りの人にもできる限りウイルスチェッカーを導入させて,頻繁に更新するように勧める。(小林 良規さん)

 社内でも,意識のばらつきがあり,意識の低い職場がウイルス感染の大元となっている。(児島 隆さん)

 大半のウイルスは常識(コンピュータ・リテラシ)の範囲で十分対応可能だと思っている。(K,Kawakamiさん)

 ウイルス対策ソフトがもう少し安価になってくれればありがたいです。(北林 康さん)

 あまり技術的なことはわからないのですがcoderedのようなトラフィックを増やすタイプのものってルーターでパケットを破棄することはできないものなのでしょうか?(常木英之さん)

 せめて自分はウイルスを撒き散らさないように,添付するファイルをチェックする等を行っている。また,仕事上メーラーにOutlook Expressを使っているが,被害を最小限にするためアドレス帳機能は使っていない。(村田肇さん)

 ウイルス対策と言ってもごく当たり前の事しかしていない。
・外部から持ち込んだファイルは開く前にウイルスチェック
・添付されたファイルはむやみに開かない
・ウイルス定義ファイルを常に最新版を維持
 更に言えば,OutLook/OutLook Expressは使わないというのがウイルスをばら撒かない一番の策ではないだろうか。(西口昌宏さん)

 セキュリティ・パッチの適用や,UNIX/MacOSなどの利用で保険確立的にリスクを低減することも可能である。逆に,ウイルス対策ソフトへの過信は新種のウイルスに対して無防備であり完全なものではない。組織としてはウイルス対策は,個別の問題として捕らえるのではなく,情報システム全体の危機管理として捉えなければ,いくらコストをかけても無駄であると思う。(土江庸介さん)

 メールの添付ファイルを開くと感染すると聞き,Linux の mew(on emacs)でメールを読むようにした。ソフトウエアのダウンロードもなるべく,窓の杜,Vectorなどからしている。それ以外のサイトの場合は,ウイルスチェックをしてから展開している。(田中功さん)

 今後は,添付ファイルを開かなくても感染するようなもの(Java scriptを利用したものなど)が増えていくと思われます。その対策が確立するまでは,メーラーを作っているメーカーはデフォルトでHTMLメールを受信・作成する機能は廃したほうがいいと常日頃思っています。(大野 隆さん)

 IT Proなどを毎日チェックし,ウイルス情報には気をつけているつもり。(小川 和良さん)

 インターネットが一般化したせいかセキュリティについての認識が不足している人たちが多いと感じられる。(遠藤 亘さん)

 ウイルスの大半はメールを通して感染するものと感じているので,メールソフト自体にウイルスチェック機能があって当然じゃないかとおもう。(逸見明彦さん)

 MSの製品を使わない。これだけで,90%はシャットダウンできると思う。(水野勝善さん)

 ウイルスチェックソフトを入れる。添付ファイルを不用意に開かない。などの基本的な対策は必ずしておかなくてはまずいと思う。「ブロードバンド」な世界になってくると,The Internetの普及率も今以上になると思うので,セキュリティ対策の啓蒙はもっと必要ではないかと思います。(鈴木 孝則さん)

 OutlookExpressのHTMLメール自動実行はやっぱり危険。 OutlookExpressの使い勝手は気に入っているが仕事では危なくて使えない。この際,HTMLメールは廃れて欲しい。未だに56kモデムででネットに接続してる(もちろんプライベートで)身としては画像のリンクとかでいちいちダイアルアップがかかったりするのが鬱陶しい。(池渕 茂樹さん)

 OS,ブラウザソフト,メールソフトに関するパッチやサービス・パックは必ず最新のものを当てるようにしている。MS社のOutlookなどは絶対に使用しない。メールに実行ファイル(*.exeなど)が添付されていたらそのメールを無条件に削除する。知人,友人以外からのメールも直ちに削除する。(軽部博夫さん)

 ウイルスの被害に直接あったことはない。社内でウイルス感染したメールが飛び交うことがあるが,事前に察知してできうる限りの処置を施しているからだ。ただ,どんどん進化し,蔓延するウイルスのことを考えると今や天災みたいなもので,運の良し悪しもあるんじゃないかと思えてきた(実際は人災なんだけど)。
 と,私はあきらめの境地にあるが,端末利用者は必ずしも知識や意識があるわけではなく,実際に被害にあわない限り真剣に対策や処置をしないものだと思う。質問にあったIPAについても,私は存在を知っていてあえて利用していないが,知らない人の方がきっと多いと思う。ウイルスの被害を報告して,世の中からウイルス被害をなくそうなんて考える人も少ないのでは?(ほんと報告義務があったんだったかな?)
 パッチにしても,あてたいのは山々なのだが,何度かパッチをあててフリーズが頻発したり,ソフトが起動しなくなったりとPCがおかしくなった(原因は別にあったかもしれないが)経験上,恐怖心から利用しなくなったのが現状だ。(今野麻紀さん)

 あまりに無頓着な人が多いと思います。かつての自分もそうだった訳ですが,分かるからこそ,被害に遭わないためには,自分で対策を取る以外はない,と思います。(西村しずこさん)

 最近のクラッカたちには,MS社製ソフトの脆弱性を利用した侵入行為のためにワーム系のウイルスを作成する人が多い。根本対策として,MS社にはもっとセキュアなコードを持ったOS,ソフトの作成を考えて欲しい。バックドアではユーザーから袋叩きに合うからだろうか,自分達で悪用するために,わざとしか思えない穴をあけたまま,製品として出荷するのは止めて欲しい。
 もう一つ,最近は,大量のド素人さんが高性能PCでネットにつなぎっぱなしにできるようになりました。結果として,DDoS攻撃などが増えています。これらの防止のために,販売時から,ウイルスとハッキング防止ソフトを組み込んでおき,自動でアップデートするようにデフォルトで設定しておいて欲しい。いずれ,ド素人さんは被害企業から告訴され,多額の賠償金を支払うことになると思うので,早めに対策をして欲しい。(高須真司さん)