「個人向けSIM事業でもイネイブラーとして成長したい。今後、MVNO業界は“2階建て”の事業構造になる。我々はMVNEの部分を取りに行く」――。日本通信の福田尚久社長は8月10日に開催した決算会見でこのように述べた。同社はこの日の朝、個人向けSIM事業について、U-NEXTと共同で取り組むことについて基本合意したと発表した。日本通信が「b-mobile」ブランドで展開する個人向けSIM事業の顧客基盤を、U-NEXTがMVNOとして引き継ぎ、日本通信がMVNEとしてネットワークを支える形だ。日本通信にとって事実上、個人向けSIM事業からの撤退となる。
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