同じことは、社内ポータルのような検索性が重要なシステムはもちろん、様々な業務システムについてもいえる。全文検索の機能が付いていれば、使い勝手が高まる。全文検索の機能は用途が広い。

 AWS、Azureとも、仮想マシンを用意せずに利用できる全文検索のマネージドサービスを提供している。AWSは「Amazon Elasticsearch Service」など、Azureは「Azure Search」だ。

 これらのサービスを使うことで、運用の負荷をほとんど増やすことなく、新規システムに検索機能を組み込んだり、既存のシステムに検索機能を付け加えたりできる。

 Amazon Elasticsearch Serviceのサービス評価では、Twitterのつぶやき投稿のストリームデータを取り込みつつ、キーワード検索して結果をグラフ化するシステムを実際に開発する。Azure SearchではBlob Storageに置いたMicrosoft Office文書の全文検索を行うシステムなど、3種の汎用的なアーキテクチャーパターンを示す。

 クラウド上のシステムには容易に検索機能を付加できる。記事を参考に取り組んでほしい。