クラウドの利点を生かすために、PaaSを使った構成に切り替えたい。AWS、Azureともバッチ処理で有用なPaaSが提供されている。

 AWSでは「AWS Batch」が該当する。ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)向けとされているが、一般的な規模のバッチ処理もカバーする。

 Azureでは、「WebJobs」「Functions」「Automation」「Logic Apps」の四つを取り上げる。これらとは別に「Azure Batch」というバッチ処理の専用サービスがあるが、HPC向けであり、今回の記事では除外した。

 記事で取り上げるPaaSを使えば、バッチ処理のジョブに合わせて柔軟にコンピューティングリソースを増減できるうえに、コストや運用の手間を減らせる。PaaSを活用し、最適なバッチ処理基盤の構築にチャレンジしてほしい。