Amazon DynamoDB、Azure DocumentDBとも、予測可能な性能、スケーラビリティー、高可用性といった点で実力は確かだ。機能の解説と性能測定を中心とした検証結果を踏まえて、RDBとの使い分けを考えたい。

 Amazon DynamoDBの記事の冒頭に、NoSQLデータベース全般の解説を載せた。NoSQLデータベースに馴染みがない場合はここから読んでほしい。

 なおAzure DocumentDBは、2017年5月10日に登場した「Azure Cosmos DB」というNoSQLデータベースサービスに統合された。性能面で大きな変更はないと見られるが、パーティションドコレクションの設定などで一部変更がある。記事には、Cosmos DBへの統合による変更点を可能な範囲で盛り込んだが、基本的にはCosmos DB登場前の内容である。

 Cosmos DBについては、次号以降に改めてレポートする。