Azure Storageは、アプリケーションのための「Table Storage」「Queue Storage」「Blob Storage」、仮想マシン(VM)のための「File Storage」「Disk Storage」という合計五つのサービスで構成されるストレージサービスだ(図1)。五つのサービスをそれぞれ一言で表すと、TableはNoSQLデータベース、Queueはメッセージキューイング、Blobはオブジェクトストレージ、Fileは共有ファイルストレージ、DiskはVMの外付けストレージとなる。

図1 Azure Storageの全体像
図1 Azure Storageの全体像
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 これらは、Azureの様々なサービスやOffice 365などで共通して利用される。さらに、すべて同一の分散ストレージを基盤とする(図2)。同一の基盤で動かすことで、スケールメリットを追求している。

図2 Azure Storageのアーキテクチャー
図2 Azure Storageのアーキテクチャー
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 今号は、これらのうちDisk Storageに絞って解説し検証を行う。