AWS IoTは、その名の通りAWS(Amazon Web Services)が提供するIoT(Internet of Things)向けのプラットフォームサービスだ。

 IoTとは、あらゆるデバイスをインターネットに接続して相互通信することにより、デバイスを生かした情報システムを構築する手法である。

 AWS IoTは、デバイスと通信するサーバーサイド(IoTバックエンド)の仕組みをクラウドサービスとして提供する。数十億のデバイスにも対応する高い拡張性、サーバーインフラの運用管理をAWSに任せられるマネージドサービス、AWSの他のサービスにデータを転送するサービス間連携が特徴である。

 AWSは、IoTプラットフォームを開発する米2lemetryを2015年に買収した後、AWS IoTを発表した。既に一般利用可能(Generally Available)がアナウンスされ、米国のリージョンをはじめ東京リージョンでも利用できる。

 AWS IoTの機能を概観したうえで、サービスを検証していこう。