資料の紹介
2015年に続き、2016年上半期もDDoS(分散DoS)攻撃が継続的に発生し、攻撃対象はますます広がった。サイバー犯罪の組織化が進み、攻撃が大規模化すると同時に、形態も多様になり、巧妙化している。
2016年上半期、DDoS攻撃のトラフィック規模は、2015年上半期から180%増加した。さらに、多数のGETリクエストによりWebサーバーのリソースを枯渇させる「GETフラッド攻撃」が高度化。ホームページのQueryドアを利用してデータベースに高い負荷をかけることでサービスを停止に追い込む攻撃なども多数発生している。
本資料は、2016年上半期のDDoS攻撃の傾向と発生頻度などをまとめた分析レポートである。2015年上半期から半期ごとに、トラフィック規模や攻撃のタイプを分析し、最近発生しているGETフラッド攻撃の多様な形態を紹介。今後の傾向と対策アプローチにも触れる。