資料の紹介

 DENONやMarantzなどのブランドで知られる音響・映像機器メーカーのディーアンドエムホールディングス(D&M)は、世界各国で販売した製品に発生した不具合の種類や数、原因、修理履歴などのデータをExcelファイルに保管。マクロで集計・分析したレポートを毎月の品質会議で精査したうえで、設計・開発部門にフィードバックしていた。

 しかし、このやり方には大きな問題があった。分析に至る前の下準備が煩雑で時間がかかることに加え、データ分析が属人化してしまい、Excelマクロを作った本人以外はアウトプットやメンテナンスができない状況になっていたのだ。

 本資料では、同社がこのような状況を解消するために実行した取り組みを紹介する。IT部門が、修理データを全社共通のデータベースに集約することでガバナンスを効かせ、品質に関わる多数の部門の担当者が、手軽に分析結果を共有できるBI(ビジネスインテリジェンス)環境を構築。業務部門が主体的にデータ活用に取り組める状況を作ることで、現場のニーズに合致したBIを実現している。

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