資料の紹介
ランサムウエアは感染したコンピュータのハードディスクを暗号化したり、画面ロックを掛け、解除の代わりに身代金を要求するというのが手口である。水際で感染を防ぐことが重要だが、万が一にも感染してしまった場合は全データを犠牲にするか、身代金の支払いに応じるかの選択に迫られてしまう。対応策として有効なのが「バックアップ」。システムとデータを消去することになっても、バックアップデータから復元すればよい。しかし、一言でバックアップといっても、いざというときに確実に使える状態を維持するのは容易ではない。業務への負担を意識したスケジューリング、バックアップデータを保存するストレージの確保といった配慮が必要で、保存先も感染後のコンピュータから簡単にアクセスできる場所では安全とはいえない。
ランサムウエアに対抗するバックアップには「いつ、何を、どこへ、どうやって」を意識した運用が不可欠だ。確実で無理のないスケジュール、データとシステムそれぞれのイメージ作成、外部から見えないリスクの少ない場所への保存、容易な操作性と業務に影響しないスピードを備えたバックアップが理想的といえる。
本資料では、ランサムウエアの危険性について触れ、対処するバックアップの仕組みと方法を解説。サーバー、クライアントそれぞれの特性に合ったバックアップソリューションを紹介する。