資料の紹介
第一生命グループの第一フロンティア生命は、保険契約の件数増加に伴い、基幹システムのパフォーマンスが不足してきたことから、システム刷新に踏み切った。同社には外貨建て商品が多いため、為替や株価の変動に伴い、契約件数が大きく変わる。そのため、増減の激しいワークロードにも柔軟に対応できることが最も重要な要件であった。
刷新前のシステムは、契約数80万件程度の処理に耐えられるよう設計されていた。だが、契約数が100万件を超えると、日常的にパフォーマンス不足が起きるようになっていたという。夜間バッチ処理が終わらないと、朝のオンラインシステムの利用を開始できないため、バッチ処理の終了時間をシミュレーションしながら、システムを使わざるを得ない状況が続いていた。
本資料では、この課題を解決すべく第一フロンティア生命が導入した新基幹システムの概要を紹介する。サーバーの仮想化機能を利用してワークロードの変動に対応すると同時に、高いリソース稼働率を実現してコストパフォーマンスを向上。さらに、フラッシュストレージにより、2拠点間でデータを高速連動する災害対策環境を構築した。