資料の紹介

 ゆうちょ銀行は日本最大の預金残高を誇る銀行である。2011年に複数のシステムを統合して構築された財務会計システムは、取引拡大や2015年の株式上場にともなうデータ/トランザクション量の増加により処理時間が長くなり、業務への影響が懸念される状況となった。帳票の中には決算期のピーク時の出力に2時間半を要するものがあった。さらに、日計表の帳票出力は約40分、決算調整処理には3時間程度かかっていた。

 また、外部委託していた運用業務の自行内への移管を実現するために、4人のエンジニアが毎月データセンターに赴き、1日がかりで行っていた全サーバーのシステム停止、再起動などのメンテナンスの効率化を検討していた。サーバーの保守に関しても、負荷を減らしたいという希望があった。

 本資料は、ゆうちょ銀行が財務会計システムを刷新するにあたり、オールフラッシュの採用による帳票出力の高速化、サーバーの仮想化統合による運用負荷の軽減など、「スピード」「保守性」「運用性」の三つを改革した事例である。

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