資料の紹介

 外出先でのPCの紛失・盗難、外部からの不正アクセスなどからデータを保護する手段として普及しているのがデータの暗号化だ。ただし、暗号キーを用いた方式では、解読技術の進歩により暗号化が破られるというリスクを常に内包している。さらに、パスワードの管理や、PCの持ち出し禁止や社外からのアクセス制限など、厳しいセキュリティポリシーが生産性や利便性を阻害することにもなりかねない。

 データの漏洩や解読などのリスクが発生するのは、元データがシステム上に必ず存在しているためである。この元データを意味のないデータに変換、スマホやUSBメモリー、クラウドなど複数のデバイスやストレージに分割し、全ての分割片がそろわないと復元できない状態にする、という新発想のセキュリティ技術が「秘密分散」である。これによって、データ暗号化のパスワードは不要になり、PCの安全な持ち出しも可能となる。高価なストレージに頼ることなく、海外のデータセンターやパブリッククラウドの利用も可能となり、大幅なコスト削減にもつながるというものだ。

 本資料では、具体的な運用方法、動作するシステムや仕様のほか、建築材料・住宅設備の大手LIXIL(リクシル)の導入事例から、実際の効果や利便性を紹介する。

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